皆さん知っていますか?赤字だよ・山の田んぼ(115時間以上)は、平地の田んぼ(23時間)の労力5倍以上

     

NOMACHIのブログに否定的な人は、ガチな農作業を知らなく、

楽しくおちゃらけている活動でSNSに強い若者が多い。

けど、NOMACHIのブログを見れない田舎のじいちゃん、ばあちゃんには、

現場で圧倒的に支持を得ている。

なぜなら、NOMACHIに否定的な人々は、こんなに汗水かいて、ガチな農作業をしている人がいない。

山の田んぼと、平地の田んぼ 手間隙、苦労が、半端なく違います。

農水省が、出した米づくりで出した統計は、年間23時間。

けど、山手や、中間部の田んぼは、5倍以上の労力がかかる。

「米なんて、皆同じでしょ」と考えている人が世の中に多く、

その違いについて、本ブログで述べていきたい。

 

【田植え、稲刈り】

脇之谷内では、5条植えと6条植えの田植え機を使います。 170515_田植え(114) ちなみに、平野部だと8条、10条植え。 10条田植え機

脇之谷内より、もっと山間部だと手押しの1条、2条植え

どう違うかを解説すると 1条とは、苗箱の数を表し、

条数が多ければ、1度に植えつけられる苗の数が違ってきます。

単純に同じ速度であれば、1回に1条植える手押しの田植え機と

10条植えられる田植え機では、1/10の時間差が生じるということ。

山間部で10時間かかるところを、脇之谷内だと2時間、

平野部だと1時間かかる計算。

山間部の田んぼは、小さな機械しか入らず、形も山の地形に合わせて歪で効率も悪い。

160529_有機の里木戸(111)

山の田んぼ(棚田)

150824_小窪 (2)圧縮

平野部の田んぼ

この田んぼは、1枚あたり2~3反(20a~30a)程度ですが、

大型化の圃場は1町歩(100a)以上ある大きな圃場もあり、

機械の大型化、作業の効率化を図れる農場のある。

同様に、稲刈りのコンバインでも同じです。

 

150905_金沢インターン02

山の田んぼの稲刈り 場合によっては、手刈り

160916_%e5%85%ad%e7%94%b0%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%b3-5%e5%9c%a7%e7%b8%ae

コンバインでの稲刈り

【畦の草刈り】

山間部では、山の斜面に沿って、田畑が作られている。

かつては、小さな棚田の集まりであり、大鎌で刈れる範囲の畦であった。

しかし、平成の始め頃に、大規模な土地改良が行われ、複数の田を1枚にすることで、畦の法長が一挙に大きくなった。

 

【判例イメージ】

かつて、2.1mの高さ幅3.8mの棚田だったものを土地改良して効率化をすることにより、

幅13.8mの面積の田んぼで広くなったが、その分、高さが3.9mとなり、法面の草刈り管理が広くなり、

草刈りの作業効率が格段を悪化した。

その他、小さな棚田の場合、水が100Lで良かったものが、土地改良をすることによって、

田んぼに必要な水が1000Lにもなり、深刻な水不足に陥り、

土地改良を行ったけど、田んぼを辞めざるえない状況になっている棚田もある。 法面

棚田の土地改良のイメージ

  160608_脇之谷内営農草刈 (1)圧縮

山間部での畦や水路の草刈り

【山の田んぼ・まとめ】

どれだけ、山間部が苦労なのかおわかりでしょうか・・・

中山間地域の田んぼは、単に米を作るだけではなく、貯水性や動物と里山とのすみ分け、景観美化等の側面もある。

しかし、農協を通して米を売られる場合、一律に富山米というネーミングで全国に発信されるため、

中山間部の米の付加価値が付けづらい現実がある。

脇之谷内では、平成28年度より、本ブログで田んぼの品質管理、作業管理の情報発信を行いながら、

消費者の皆さまに安心・安全なお米を提供行っています。

ですから、脇之谷内に限らず、中山間地域での本当に、山のお米は手間隙かかり、

手間ひまをかけた分、美味しいお米が出来るのです。(●^o^●)

脇之谷内のお米、平成30年度産コシヒカリは、既に完売しました。

平成30年度分、さっぱりし「てんたかく」の予約受付中。

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折り返し、NOMACHI_元氷見市地域おこし協力隊稲垣(本ブログ管理者)より、ご連絡差し上げます。

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