5年間で100回以上プレスリリース(新聞掲載)/小さな活動でもメディアデビュー出来るコツ

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本業の農業、農家と直接消費者を結ぶ体験イベント、関係人口の構築

これらを繋ぎ結びつけるため

失敗と試行錯誤、実績でつくりあげてきた、

マスメディアやSNSを使って情報発信と拡散

(小さな団体の現場たたき上げ実体験者)

氷見市地域おこし協力隊着任時から、退任して今日までこれまで、

新聞・ラジオ・テレビ・雑誌等、

5年間で100回以上マスメディアに取り上げられています。

 

※全国版等でも11本掲載、

新聞2回(日本農業新聞、北日本新聞朝刊の全国版、北陸中日新聞の全国版)、

テレビ3回(NEWS23、報道ステーション、NHK)、

雑誌・本3回(ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣、毎日フォーラム、新・田舎人、) 

WEB2回(北陸新幹線観光ナビ、NPO法人ふるさとTV)

マスメディアに取り上げられる内容の8割は、地域の人々が主役で2割程度が私自身。

地域が輝いてこそのメディア採用が、私のメディア採用の特徴です。

 

では、これだけマスメディアに取り上げられるためには、待っていても記者は来ません。

素晴らしい活動で世間に知って欲しいから連絡したからと言って、必ず来るものでもありません。

 

本blog記事は、2018年1月_協力隊1年目でのblog記事ですが、多少加筆しましたが、

このスタイルは、今も変わらず行って、日々進化しています。

 

【マスメディアに取り上げられる条件】

マスメディア・メディアデビュー出来るコツとして、

抑えなければならないキーワードをご存知でしょうか?

  1. 社会性
  2. 公共性
  3. 新規性
  4. 季節性
  5. トレンド性
  6. 意外性

この6つのうち、1つ思いっきり特化したものであったり、また思いっきり特化しなくても

3つから4つ程度兼ね備えていると記事は、大きく取り上げられる傾向にあります。

また、行政や意識していない地域団体活動の場合、上記キーワードのある活動でも、

事前のプレスリリースがしっかりしておらず、小さな記事になっている場合が少なくありません。

これら6つのキーワードを使ったプレスリリースを出すことで、

初めてマスメディアの取材対象になります。

 

【年配者や権力者が行うプレスリリース】

富山県に限らず田舎では、地縁関係や地域のボス猿や権力者が強く、電話1本で取材という

力技で取材がある場合も少なくありません。

このような力技の場合、取材に来た記者は、その活動の主旨や内容が解らず薄い記事になっている場合もあります。

記者も1日何本も取材があり、取材前に要点をまとめたプレスリリース記事を作ることをお勧めします。

行政がプレスリリースをする場合、プレスリリース記事が100文字以下でまとめられているため、

主旨は理解できるが、深い内容まで記述されていないので薄っぺらい記事になる場合が多いです。

私自身も地域おこし協力隊時代にプレスリリース資料を行政職員に渡しましたが、

「文字数が多くて記者が大変だ」と注意されましたが、

実際に何人かの記者に尋ねてみたら、

「A4用紙1枚で要点をまとめて丁寧に書かれているので助かっています」

との回答を得ている。

そのため、新聞等でも紙面を大きく使って掲載される場合が多い。

逆に指摘した行政職員の扱っているプレスリリースは、いつも小さめで内容少し。

ですから、プレスリリースで、自分たちの伝えたいことをA4用紙1枚にコンパクトにまとめるという作業は非常に大事な作業です。

 

【地域おこし協力隊は、マスメディアに取り上げられやすいが・・・】

上記キーワードを意識した場合、地域おこし協力隊が何かした時には、

3.新規性 4.季節性 5.トレンド性 

のインパクトがあるため非常に記事が大きくなる可能性があります。

しかし、地域おこし協力隊というブランド力が強いため、

自分たちの取り組みが他でやっていることの真似事だけでも脚光をあびてしまうことは

地域からの反感を与えかねない場合も多いです。

残念なことに、全員ではありませんが、富山県内の地域おこし協力隊で、

この新規性、トレンド性で自分たちが評価されていると勘違いし、

結果、3年間地域で遊ぶだけ遊んで帰ってしまうパターンが多い傾向があります。

マスメディアに取り上げられること = 自分たちの活動の評価

になるのですが、

協力隊の活動  ≠  地域が望むこと であり、

結果的に望んでいない活動をしていることが多い傾向があります。

例えば、

・地域の人が入りづらく他所の若者ばかりが参加するボードゲームイベント、

・地域の人が入りづらく自分たちよそものばかりが盛り上がる食事会

・地域の人が興味を示さない芸術鑑賞や無償イベント

・担い手不足や過疎化に悩んでいる地域を知らず自分が越してきただけで勧める移住定住フェア

などなど

 

 

【マスメディア採用の必要性】

人々の中には、マスメディアに取りあがれれることを一過性のものであって

嫌う人もいますが、0から1を生み出す活動や事業が、本当に世間で評価されるものなのか

指標を示すには、マスメディアを活用することをお勧めします。

マスメディアは、毎日様々な地域や団体を回っているプロです。

プロであるからこそ、取材、記事内容は、公平性、中立性が伴っていると私は考えます。

ですから、自分たちの意図することと、マスメディアに掲載された内容が一致し大きく取り上げられる場合は、

活動自身に大いに意義があることだと判断出来ます。

逆に、新規であっても、活動内容が小さく取り上げられる場合は、

意義が世間では評価されずらいものである場合が多く修正が必要だと思われます。

また、1回目は大きく取り上げられても2回目以降取材されないような事業である場合も

修正が必要だと思います。

マスメディアの評価によって、自分の周りの賛同者の意見だけでなく、携わならない第三者の意見、

PDCAサイクルを回すことが大事です。

 

【マスメディア掲載事例】

私自身、2015年4月から9月は、マスメディアに対してプレスリリースは一切せず、

地域に溶け込むことを専従で行ってきました。

2015年12月11日から2016年1月10日までの1か月間のマスメディア掲載事例を下記に紹介します。

わずか1か月間で、11件取り上げられました。

また、これ以降も、ほぼ月に1から3回程度取り上げられていますが、

2年間は、マスメディアにでる事をせず、裏方に回り、地域の人々が極力取材されるような配慮を行ってきました。

3年目徐々に表舞台に出ることによって、地域からも地域以外の人からも声掛けをして頂き

「いつも活躍しているね」と言って応援してくれる人が本当に増えてきました。

毎回答えているのは、

「僕が活躍しているのではなく、地域の皆さんが活躍しているからマスコミに出れているのです」

と答えています。事実、本当に地域の人々無しでは、僕は何も出来ないのが、他の協力隊のように

その個人だけの力ではないということです。

結果、1つ1つの積み重ねにより、5年間で100件以上のマスメディア掲載に繋がったのです。

長々と記述しましたが、実際に取り上げられた事例を見ながら検証していきましょう。

 

12月9日 比美乃江小学校で特製和菓子作り

 NPO速川活性化協議会が開催したイベントでの参加者のお土産で配った

焼酎用のサツマイモ黄金千貫を利用して、お茶菓子に加工。

 お茶菓子と一緒に比美乃江小学校茶道部でお茶をたてて話題になった。

本記事内容は、前々日にプレスリリースしたが、新聞3社に掲載されました。

2.公共性(小学校と地域活性化活動) 3.新規性(始めて速川のサツマイモを第三者が加工) 4.季節性(サツマイモ料理) 6.以外性(焼酎用の芋がお茶菓子に変化)

の話題性4つが兼ね備えた内容

各社にプレスリリースをして、3社が大きく取り上げてくれました。

小学校ネタは、親族関係も新聞を購読するので、記事に取り上げられやすく、更に他団体との初連携があれば、大きく取り上げれられる要素満載。

サツマイモのペーストは、現在も改良・進化中です。

 

  • 12月10日 北日本新聞朝刊24面

 

  • 12月10日 富山新聞朝刊25面

 

  • 12月12日 北陸中日新聞朝刊17面で採用されましたが、新聞購買を忘れて画像無し

 

151210_お茶(101)

比美乃江小学校お茶クラブ

12月20日 脇之谷内キムチづくり

 脇之谷内集落で地域おこし協力隊が企画し、これまで自家消費しかされていなかった冬の野菜(白菜・大根・ネギ等)地域の野菜を沢山使って、外部講師を招き、商品化に動き出した活動。この当時、富山県では地域おこし協力隊が地域を主役にして行う活動は、まだ新しいものであった。

1.社会性(高齢者・女性の活用) 2.公共性(地域活性化・集落の6次産業化) 3.新規性(始めて地元産野菜を漬け物に加工) 4.季節性(季節の野菜を活用) 5.トレンド性(地域おこし協力隊アイデア) 6.意外性(婆ちゃんたちが主役で活動)

の話題性6つが兼ね備えた内容

脇之谷内キムチは、現在進行形で地域のお婆ちゃんたちが生産を行っており、

毎年この時期に新聞記事になっています。

 

  • 2015年12月21日 富山新聞朝刊17面

 

  • 2015年12月21日 北陸中日新聞朝刊18面

 

数日経過してから北日本新聞に掲載されました

  • 2015年12月25日 北日本新聞朝刊25面

キムチづくりは、2018年も継続して行われています。

また、マスメディアも継続的に取り上げて頂いています。

 

  • 2018年12月23日 富山新聞朝刊23面

 

  • 2015年12月25日 北日本新聞朝刊15面

 

12月25日 脇之谷内キムチ梱包作業

富山新聞社さんは、21日の漬け込みのあと、包装作業でも取材に来てくださいました。

 

  • 12月27日 富山新聞朝刊17面

 

 

 

  12月29日~31日 ひみ番屋街での焼き芋販売

この記事は、私がプレスリリースをしたのではありませんが、

番屋街の会社の人が新聞社に連絡し、

富山新聞社と北陸中日深部社の取材になりました。

地域の人が、まだ1年も経過していないよそ者を推薦し、応援してくれるってのは、

すごく嬉しいことです。

 

  • 12月30日 富山新聞朝刊27面

 

  •  1月 1日 北陸中日新聞朝刊18面

 

 

1月8日 床鍋藁細工体験教室のお知らせ

2016年3月6日に速川地区床鍋で、初めて開催される有料の藁細工体験。

そのポスター制作を、地元出身のイラストレーターにお願いして製作してもらいました。

彼女を起用することで、

1.社会性(高齢者・女性の活用) 2.公共性(地域活性化) 3.新規性(始めての体験イベント) 4.季節性(早春の田舎料理) 5.トレンド性(地域おこし協力隊アイデア) 6.意外性(藁細工で亀づくり、地元のイラストレーター起用)

1から6をしいかり網羅しています。

 

氷見市役所 記者室での会見の様子

 

    1月9日 富山新聞朝刊21面

     

    1月9日 北日本新聞朝刊28面

     

     以上11本。

    焼き芋以外は、脇役に徹し、 主役は、あくまでも地域の方々。

    (焼き芋に関しては、昨年、地域の人々で販売したが、思った以上の収益が上がらなかったと聞いていたので、

    これまでの経験を活かし、まずは自分の出来る範囲で、自分流にやってみようと思って動いています。)

    地域おこし協力隊は、地域おこしの主役にあらず

    あくまでも黒子に徹し、雑務や段取りなどの事務仕事をしていくべきだと思うのが私の持論です。

    しかし、雑務や黒子に徹するには、日ごろか地域の人とのコミュニケーションが大事であり、

    イベントをする、しないに拘わらず、地域資源を探しながら、

    地域行事に参加し、地道に地域の人になっていくことが大事だと感じます。

       

      【プレスリリースでの参考資料】

    私自身、初めからプレスリリースが得意ではありませんでした。

    何度も失敗、不採用を経験しながら、今日があります。

    特に大長谷時代は、送っても送っても不採用が多かったです。

    遠方だから来てもらえないと思っていましたが、今思えば違ったのです。

    また、氷見市での活動において凄く沢山取り上げられているため

    メディアに頼りすぎと思う方がいるかもしれませんが、

    メディアに取り上げらない活動は、多くの人々から共感を得られない内輪だけの活動とみられる見方も出来るのです。

    皆さんの周りの地域おこし協力隊活動は、どうでしょうか?

    内輪だけの活動ではないでしょうか?

    一旦、フラットな状態、または、外から見える感じをイメージするのも大事だと思います。

    プレスリリースの初級編では、友人でもある白井ひとみさんのホームページが参考になります。

    よければ見てください。  

     メディアデビュー成功バイブル>メディアデビューを叶える10へのステップ

    参考になります。  

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