2026/10/25
里山の仕事から、農村の今と未来を考える

富山県氷見市の山あいに広がる里山。
かつて人々は、山から薪や炭、食材を得ながら、田畑を耕し、自然と折り合いをつけて暮らしてきた。
しかし今、高齢化や担い手不足によって、長年手入れされてきた山林や農地の維持が難しくなっている。
草木に覆われた作業道、放置された広葉樹林。
里山の荒廃は、単なる景観の問題ではない。地域の暮らしを支えてきた知恵や技術、そして人と自然との関係が失われていく問題でもある。
私たち「ひみ里山くらぶ」は、地域の方々と共に、荒廃した里山の整備や原木キノコ栽培に取り組んでいる。
今回の農村体験では、こうした日々の仕事に参加し、農村の現実と向き合いながら、これからの里山のあり方を考える。

■ 里山の仕事を通じて学ぶ
今回取り組むのは、里山の下草刈りや作業道の整備、広葉樹の伐採・葉枯らし、原木の玉切り・搬出など。
作業の合間には、発生状況に応じて原木ナメコや原木椎茸、原木ヒラタケの摘み取りも行う。
山の木を伐り、乾燥させ、キノコ栽培の原木として活用する。
そこには、季節を読み、自然の循環を生かしてきた農村の知恵がある。
一つひとつの作業の意味を知ることで、里山が地域の暮らしとどのようにつながっているのかが見えてくる。
■ 地域への敬意を大切に
この活動は、都会から訪れる人々が気軽に遊ぶための催しではない。
里山には、そこで暮らし、土地を守り続けてきた人々がいる。
まず地域の声に耳を傾け、農村の現実を理解しようとする姿勢を大切にしたい。
経験の有無は問わない。
必要なのは、地域の営みを尊重し、共に考え、共に汗を流そうとする気持ち。
作業を通じて得られる学びを、自分自身の暮らしや社会のあり方を見つめ直す機会にしてほしい。
■ 開催案内
開催期間: 12月20日頃まで
開催地域: 富山県氷見市の里山地域
集合場所: 参加者に個別案内
参加費:
・ひみ里山くらぶサポーター:無料(年間維持費500円)
・一般参加:1,000円
持ち物: 農作業のできる服装、手袋、長靴
初心者、子ども、高齢の方も参加可能。年齢や経験、体力に応じて作業を分担する。
伐採やチェーンソー作業は経験・技量に応じて担当を決め、安全に配慮して実施する。

■ 里山を次の世代へ
里山を守る仕事に、終わりはない。
草を刈り、木を育て、山の恵みを活用する。その営みを次の季節、次の世代へとつないでいく。
農村の未来を、誰か任せにしない。
氷見の里山で、ともに学び、ともに考え、ともに働く。
地域の暮らしを敬い、農村のこれからを真剣に考える方々の参加をお待ちしている。
【参加希望・お問い合わせ】
NOMACHIの農村体験
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メール:toyama@nomachi.info