地域とのコミュニケーション/獅子舞練習から見えてくる田舎の問題解決・鍵

     

氷見市では、獅子舞が盛ん!

氷見市は、富山県内で3番目に獅子舞が多く各在所で舞われている。

富山の獅子舞は、春と秋、いずれかの季節で獅子舞が行われている特徴がある。

 

 

早借の獅子舞 早借の獅子舞の様子はこちら↓

氷見の獅子舞/京ブリ(早借)JAPANESE LION DANCE

ネットで検索した氷見市内で行われている獅子舞164か所のうち、

  • 春  62箇所
  • 夏  1箇所
  • 秋      65箇所
  • 休止  51箇所 ※春秋両方行う地域が15箇所

と記載されていた。

氷見市の獅子舞状況  http://www.geocities.jp/yuso0725/toyamashishi/08himi.html 

 参照 この記載日がいつなのか不明であるが、

 実際に仏生地寺地区の寺中、大覚口、鞍骨、鉾根、吉池や、八代の小境、などでは、現在獅子舞がまわされていない。

  獅子舞が休止になる要因として、中山間地域では学校の統合によって、獅子舞担い手となる若者(父親)や子供たちが、実家を離れ街中へ住居を構えて、深刻な担い手不足になっている。

私の住む脇之谷内(42世帯)でも、数年前までは、青年団だけで2~3年に1度と獅子舞をまわしており、数年間獅子舞が回らなかった時期があったとも聞いている。

脇之谷内では、かつて30名以上いた若い獅子方衆も今の青年団のメンバーは、10名に満たない。

そこで、平成26年に30歳以上の男衆が、獅子舞の型の伝承やカヤ人足・天狗・獅子頭として青年団に協力し、3年間獅子舞が継続している。(平成31年も運営)

獅子舞を青年団だけではなく、中年や壮年も含めて行うことで、地域内でも世代を超えた交流が生まれる。

地元を離れた若者も獅子舞の練習やお祭りに参加することで、地域を愛する郷土愛と男同士のコミュニケーションが作られる。

獅子舞は、単にお祭りの神事として、演舞するだけではなく、

世代を超えたコミュニケーションを行える手法地域の文化風習の継承も、獅子舞の練習・祭りの中から生まれている。

よって、獅子舞を通して、昔から継続され続けていることに深い意味があることを私も実際に体感してみて理解出来た。

しかし、富山県の在所在所で守られ続けた獅子舞も、少子高齢化・過疎化で失われているの現実もある。

少子高齢化・過疎化は、獅子舞の休止と同時に森林整備(間伐・下草刈り)や田んぼの保全(休耕田)、水路の掃除や田畑の法面草刈り等集落維持活動の荒廃にも影響している。

それらが出来なくなることで、さらに悪循環を招き始めている。

地域内独自での維持活動が出来ないのであれば、外部の人たちと積極的に交流し、外部の人たちを巻き込んだ

集落維持=都市農村交流=関係人口

が必要だと私は思う。

また、地域からの要望もある。

別途恋ダンスの冒頭、澤田会長(脇之谷内里山づくり実行委員会会長の言葉)

恋ダンス 脇之谷内バージョン動画 平成29年4月5日現在で、youtube視聴回数27,104回
※著作権の問題で、音は消去されています。

歌いなおした楽曲のものは、こちら

【地域とのコミュニケーション】

平成27年5月に入村した私のような新参者が、地域に溶け込むには、獅子舞に参加はうってつけだ。

どんな年下でも、獅子舞に関しては先輩であり、年下の獅子舞大先輩から獅子舞の振り付けやざっくばらんな話を質問出来、コミュニケーションが容易にしやすい。

160404_獅子舞練習 (7)圧縮

獅子舞の練習

 普段控え目な地域の人も、獅子舞に関しては熱が入る。

熱が入った会話は、真剣で、双方の思いを伝えるには、これ以上ない機会である。

160412_獅子舞練習

獅子舞の練習風景

 以上のような理由で、私のような移住者が地域の男性衆に溶け込むなら、獅子舞に積極的に参加して欲しいと願います。しかし・・・

 

【協力隊と獅子舞参加率】

地域おこし協力隊隊員数と在所での獅子舞参加率 単位:人

年度 協力隊数 春祭り 秋祭り
平成27年
平成28年 15 1(私・脇之谷内) 1(薮田地区)
平成29年 13 1(私予定・脇之谷内)

※FBや氷見市地域おこし協力隊HPからの集計結果より
(平成29年3月時点で、2名除隊(1期生1名、2期生1名)
(平成29年4月現在隊員数13名のうち 1期生男性5名、2期生男性4名・女性4名)

 

 現在多くの地区では、獅子舞は女性も参加出来る地域も増えてきている(笛や鐘を含む)。

また、上記のように在住する地域では、既に獅子舞が休止になっている地域もある。

休止に追いやられないような新たな取り組みも始まっている。

例えば、富山県立山町では、過去獅子舞での笛を行っていた女性らが、女性発の獅子舞を披露したり、氷見市早借では、インターンシップで訪れた金沢大学の女子大生が鐘を担当したり、氷見市脇之谷内では、外国人女子がカヤに入る等時代に応じて新たな取り組みがなされている。

よって、女性だから獅子舞とか、地域の草刈りに参加出来ない等の理由は、なりたたない。

 誠意と、その地域に定住する意欲があれば、地域住民を動かすことが出来る場合もある。

地域おこし協力隊で、獅子舞に参加している数が少ない。

私の経験上、平素から青年団や地域活動で活躍されている壮年会や地域の皆さんとの親密具合によってこのような図式が成立する。

お祭りの告知(移住1年目の春)<宿に招待される(移住1年目の秋)<当日の獅子舞でお手伝い(移住1年目の秋)<獅子舞の練習から参加し、獅子舞を演舞する側の一員になる(移住2年目の春~現在)

獅子舞に参加するというのは、その時一時のものではなく、平素から地域の方々との会話や地域貢献がなければ、私たちは旅の人であり、

「任期が終われば何処かに行ってしまう人」であり、

地域からお祭りに参加を持ちかけられることもない。

また、獅子舞を演舞する宿にご招待されることがあれば、その宿の主が、移住者の人を大切に思ってくれているのであって、私たち移住者も単にお呼ばれされたと浮かれることなく、感謝と、宿主を通してその地域に何らかの地域が望む恩返しをしたほうがよい。

氷見市地域おこし協力隊は、facebookや市から貸与されたルーターでホームページやブログ等での情報発信が出来る環境がある

しかし、情報発信することで報酬が頂ける立場にありながら、地域活動が情報発信少ない。

このことは、多くの読み手である市民の方々から地域に溶け込もうとしていない・またはされていないように判断され、個人的にもそのような市民からの批判は残念であったり、もったいないと感じている。

地域おこし協力隊は、他の移住者と違うのは、市民の皆さまの税金から報償費を得ていることだ。

よって、行政が出来ないこと、他の移住者が出来ないこと、やりたがらないことに積極的に関わって地域の問題解決に取り組むことが大事だ。

また、地域の方々の中には、地域おこし協力隊を行政職員と思っている方も多く(実際は違いますが・・・)

行政を上司のように敬う人々が多い田舎の地域に入るには、他の移住者に比べて、地域に溶け込みやすい利点でもある。

ですから、獅子舞のようなお祭り以外でも集落の水路掃除、道路や神社の美化活動を積極的に参加し、地域との信頼関係が構築し、任期終了後に地域に根付いた活動・事業展開が出来る事になるでしょう。  

 

【移住者が地域に溶け込む事について】

 

 昨今、移住者が、外部の人間だけを招いて、地域の人たちとの関わりが少ないイベントや活動を行って地域活性化だと考えいる。

しかし、地域に溶け込むことが出来なければ、数年で地域から去っていったりするケースが全国で多くみられる。

 獅子舞の参加に関しても、練習時間等を含めて、今の若者にとってのゴールデンタイムに多くの時間が拘束される。

だから、しない・やりたくないということもあるでしょう。

 自分が主役になりがたる移住者にとって、既存の行事をすることは、古臭く、雑用や裏方、下働きは、毛嫌いする傾向も多い。

逆に、移住者が自分たちが主役のイベントや活動を優先したがりする傾向が多い。

そのようなイベント活動に、地域の人々の協力や参加がない場合が多い。

私は、自分たちが主役のイベントや活動よりも、まずは、獅子舞を始めとする地域行事やイベントに移住者が、積極的に参加して欲しいと切実に願う。

自分たちのイベントをする前に、本当に地域の実情を知ることで、違う世界が必ず見えて来る。  

【最後に】

私たち協力隊が、移住者の開拓者となって、地域にどんどん溶け込むことにより、新たに移住してくる人々の中に農林水産業に興味をもつものが出てきて、

後継者解消や人口減少抑制 に貢献し、本当に地域が望んでいる持続可能な集落維持が実現すると思っている。  

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