世間の9割が知らない原木椎茸と菌床椎茸違い/栽培方法が味の違い

     

氷見の里山、三千坊のおひざ元 

氷見市仏生寺地区脇之谷内(ぶっしょうじちくわきのやち)

ここは、仏生寺椎茸の里

 

普通、スーパーで販売されているのは、床椎茸

床椎茸は、おがくずやフスマ(小麦の殻)で作られているので、

味は薄く、食べ応えがない

それに比べて、

椎茸は、伐採したくぬぎやコナラをつかって栽培するので、

天然に近い椎茸。

中身は、弾力があり、味が全然違う!

普段床椎茸ばかり食べている人が、初めて原椎茸を食べると

これが椎茸?

って思うくらい驚きで、食べ応えある

 

食べてみての感想は、

密に詰まったプリプリで肉厚の歯ごたえ

濃厚な森の香りが漂う椎茸本来の味

故に、椎茸が

「山アワビ」

だと言われるのが原栽培なんだと実感 

衝撃をうけました

2016年の衝撃から、中山間地域で暮らす冬の生業として原椎茸栽培の再生を志し

2017年春より植菌作業で弟子入り 原木椎茸栽培は、奥が深いです
詳しくは 

こだわりの仏生寺椎茸/原木椎茸栽方法 /blog/17230

 

 

山アワビ=原木椎茸と菌床椎茸の違い

 

 

床椎茸 椎茸

椎茸を発生させる材料

おが屑、米糠 フスマ をブロック状で固めたもの 20㎝角程度のブロック
海外産フスマには、洗浄等を行わないため残留農薬が多いと言われている
コナラ、クヌギなどの落葉樹
90㎝から120㎝に切断
重量 0.5~2.0㎏(軽作業) 5kg~15kg (重労働)
椎茸菌以外の添加物 材料だけでは発生しにくく栄養剤を注入し、カビや虫を殺すために薬剤を添加

なし

 

植菌から発生までの時間

3か月(温度湿度管理された室内)

常に20度前後の温度環境を保つための断熱・冷暖房の整った工場設備が必要

2年間(自然の中で菌を育てる)

ほだ場と言われる涼しく適度に日差しの入る環境で2年間菌を培養させる

生椎茸国内生産数(H30)

64,424t

スーパーである市場92%

5,965t

出荷されている椎茸のわずか8%

椎茸農家数(H28)

2,815戸
(個人 2260人
 法人 555人   )

8,052戸
(個人 7,864人
 法人 188人   )

 

原木椎茸栽培は、重労働で時間と手間暇がかかる。

森の循環についてはこちらのblogから
原木栽培方法(伐採10月下旬) /blog/18743

 

逆に菌床椎茸栽培は、軽作業であり、作業効率もよい

そのため、生産者数と出荷量の逆転現象が生じている

菌床椎茸には、栄養剤や薬剤を使用するため、味に敏感な人々から椎茸嫌いになっている状況もある。

 

森を守る原木椎茸

仏生寺椎茸は、原木栽培のみで、国産のコナラやクヌギ等の広葉樹林で育てた椎茸です。

原木椎茸の材料となるほだ木は、15年から25年程度に育った若くて勢いのある落葉樹を活用するため、森自体が常に元気よく、土砂災害にも強く、森の草や動植物にも環境がよいと言われています。

しかし、近年は林業家の減少により、放置された山が日本の各地に点在しています。

仏生寺椎茸生産組合では、自ら氷見の里山で育った樹木の伐採も行い、森林保全にも強化しています

原木椎茸栽培で、失敗ならいくらでも話せるが、成功する話は出来ないと語る
原木椎茸農家であり師匠の六田さん

 

これまで、仏生寺しいた園の椎茸は、市場にほとんど出回っていませんでしたが

2019年冬より、私自身が椎茸栽培を継承し、

氷見市内のスーパー(いきいき直売) や 富山市寺島にある 黒崎屋 や そよかぜ農産物直売所 等で

氷見市特産・仏生寺椎茸 

の名前で販売されています。是非チェックしてみてください。

市場で販売されだした仏生寺椎茸

 

また、facebookでの友人知人に関しては、全国発送も行っていますので、お気軽にコメント、メッセージください

 

【著者の思い】

本blogは、失われつつある中山間地域の現状について、多くの人々に知ってもらいたい、里山保全のためのファンづくりのための情報発信です。

都市農村交流イベントを行って本blogのファンになっていただいた方や新たに里山の魅力を知りたいという人に届いて欲しいために記載しています。

原木椎茸栽培は、まさに冬場の里山での安定した収入になるとおもわれますが、市場に出しても菌床椎茸との価格差をつけても上記の通り、菌床椎茸と原木椎茸の栽培や味覚の差を認知している人が少なく販路が少ないのが現状です

ですから、多くの人に読んで頂き、更に高齢化した椎茸栽培農家を新たな里山で挑戦したい若者に継続出来るような仕組みやモデル化を模索しています

 

 

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