日本の将来は危うい!竹林整備でオヤジの本音とゆとり教育

     
かつて氷見の里山ではが、ソウケ(ザル)竹籠などの竹細工や野菜の支柱などの日常生活品や農業資材として大活躍していた。 160312_支柱づくり (1)圧縮

里山の爺ちゃんの冬場仕事 竹で支柱づくり

160810_三尾ソウケ (4)

三尾のソウケづくり

しかし、工業が発展したことにより、竹で作られていた日常生活品や農作業用品が、プラスチックや金属に変わり、竹の商品価値は激減してしまった。 現在氷見市に限らず日本各地の里山では、竹林が整備されないままになっている。 151206_臼ヶ峰 (163)圧縮

風雪で倒れ放置された竹林

 三尾竹細工生産組合では、荒廃した竹林の整備を図り、竹細工の「そうけ」の竹材の確保をするため竹林の整備を行っている。

 地域おこし協力隊として、速川の竹林整備事業に参加してきました。

 

170629_臼ヶ峰整備(104)

竹林整備の様子

170629_臼ヶ峰整備(116)

間伐後の林道

170629_臼ヶ峰整備(113)圧縮

作業中の休憩

休憩中、地域の人たちとの会話が楽しい

地域の人「稲垣さん、若いの~。竹を1本まるまる運べるなんて何歳だ?」

(※実際に、間引いた竹は、1本10m以上にもなり、重さは30kgを越える)

私「48歳になりました。」

地域の人「まだまだ若いの~」

私「もう初老です。もっと若い20代、30代を入れましょう」

地域の人「30代は、ダメだ。使い物にならない」

私「・・・・・・」

年配者(オヤジ)から見ても、今も若者は、ふがいないように感じている。

 先日地域おこし協力隊研修において、若い地域おこし協力隊隊員と話をしたが、

若者は、1労働者になることよりも、

自分が中心で監督指揮をすることがやりたい事らしい。

 全国地域起こし協力隊のアンケートでも、若者がやりたい地域活動

 =若者中心とした短期型イベントの開催 (若者は、そうは思っていなくても、結果的に若者中心のイベント目線で年配者を度外視している場合が多い)

彼らの思想では、地味で継続的な日常生活の営みを好む者は少ない

  私自身は、1次生産者をもっと増やしたいし、

その1人になりに

里山で生活出来る年収確保まで作れるシステムを構築したい。

 しかし地域おこし協力隊に在籍する若者の中には、

農林業の1次生産者の後継者となることを望んでいない

または、後継者になるための覚悟が甘い。

 始めから、年配者が、行っていることを自分で全て行うことが不可能と判断してしまったり、 年配者が行うことを貪欲に盗んで学ぼうと言う気迫を感じない。 いわゆる、ゆとり世代でほんわかしすぎ(他と抜きん出ないで平均でいる草食系)・・・ 残念なことだ。

 氷見市地域おこし協力隊においても、平成27年度まちづくりふれあいトーク(八代地域から旧市長との対談の場)においても、地域おこし協力隊の要望があり、平成28年度9名地域おこし協力隊を採用をしたが、実際に八代地区で農業に従事する協力隊受入に失敗した。

170704_H27まちづくりふれあいトーク八代

※上記画像をクリックするとPDFになります

 また、先日の某地域おこし協力隊視察で、集落営農組織や農家さんに着任している地域おこし協力隊員の受入農家さんに話を聞いたが、受入農家さんは朝5時から作業をしているにも関わらず、従事する協力隊員は、8時から勤務。理由は、受入農家さんからの指示で、8時から17時と言われているからというに疑問を抱かないで指示された時間しか働かないのが平気な隊員がいた。実際には、受入農家さんがかなり若者に気遣いをして8時から作業にされている。(若者・年配者の配慮に気付けよ~(-_-;))

 では、隊員任期終了後から早朝に切り替えれば済む問題だと行政は、考えているのだろうか?将来も含めて、今一度行政は、協力隊の後方支援を考え直して欲しい。

 別の教育指導者からは、ゆとり世代で育った若者は、こちらが1から10まで手順を伝えないと、聞いていないと言って逆切れをするらしい。

 私たち世代は、5割程度も教えてもらえたらありがたく、あとは、自分たちで考えたり、周囲の状況を見ながら、苦労・失敗して学んだ。経験工学と言っていた。今は死語?

また、よっぽどでないと上司への口答えはしなかった(と思う、どうだったかな・・・)。

 平成29年の現在、多くの社会では、管理職の人々が、部下であるゆとり世代の若者を叱ることも出来ない現実。不甲斐ない。(ブログは、永遠に残るので、この状況をゆとり世代が上司になった時に、どう映るのだろう・・・)

【ゆとり世代と私たち以上の世代を野菜で例えたら・・・・】

野菜で例えるなら、ビニールハウスの中で水耕栽培で温度管理もしっかりとした環境でそだった野菜がゆとり世代。

 私らから上の世代は、路地で雨風や獣や虫などの被害にもあいながら、強く太く生き抜いてきた。 だから、野菜は、大地の恵みを凝縮しており、味も深く美味しい。現代人にとっては、まずい場合もある。

ゆとり世代の若者の意識改革、行政を含めて取り組んで行かないと、

日本の将来は、危うい!

※なお、ゆとり世代が全員ダメだとは、思わない。 岡山県英田上山棚田団のメンバーは、ゆとり世代も多いが、皆一人一人が本当にガッツある里山暮らしに挑んでいる。すごい地域だ! 興味ある方は、こちらのブログ記事も読んでみてね ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ワイルド集団・英田上山棚田団北陸上陸!富山県地域おこしに黒船の衝撃 /blog/13579

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