継続5年・市民レベルによる北海道と富山県の農山村交流

     

 北海道日高町職員高橋健さんが、息子さんと一緒に2018年8月5日から9日まで富山県内各地で農山村交流が行われています。

 高橋氏は、日高町で都市農村交流事業や移住定住事業を手掛けてきたスペシャリスト。

 2012年より、エコロの森・森田由樹子氏の紹介により富山県内各地での親交・農山村交流を行っています。

例えば、大長谷地区においては、大長谷ふるさとセンター村上恵美シェフが、北海道日高町に料理アドバイザーとして招待されたり、同地区の若者を日高町で仕事や家のお世話を行うなど、市民レベルでの活動を積極的に行っています。

また、富山県議会の北海道視察のお手伝いもされていると聞いています。

 2014年に富山県の農山村を来訪してから、4年ぶりの富山県の農山村に再び訪れて頂いています。

 そんな高橋健さんですが、富山県では、県や市などの行政が地域活性化のセミナーや勉強会を数多く行っていますが、参加者は毎回行政職員や地域の役員など男性陣が目立ちます。

 そこで、脇之谷内里山づくり実行委員会では、高橋氏を脇之谷内に招いて

北海道日高町での取り組みについて講話をして頂きました。

脇之谷内公民館で講話

女性が多く参加してくださったことがうれしかった

 

【日高町(日高地区・高橋氏)のあゆみ】

 高橋氏の住む北海道日高町日高地域は、人口1500人弱700世帯の都市。

 埼玉県出身である高橋氏が北海道大学で学んだことがきっかけで、大自然豊かな北海道にそのまま就職し移住し家族を作り、日高町日高地区の地域活性化に積極的に取り組んでいます。

 高橋氏は、町職員でありながら熱いものを持っており、自らが東京、大阪等の都市部で開催される移住フェアに出向き北海道日高町の魅力を伝えています。実際に、今でも定期的に高橋さんに会いたさに都会の人々が日高町に訪れ日高町を拠点に北海道各地を観光している人々も少なくありません。行政目線をもちながら、市民レベルにたって、地域に寄り添い都市住民と地域住民の繋ぎ役をかって出る姿勢は、本当に頭がさがり、富山県の行政職員では、いない存在だと思われます。

 そんな高橋氏は、2012年に富山県を訪れたことから始まり、富山県と北海道日高町の交流が、富山市八尾町、朝日町、新湊市、氷見市などで民間・地域間レベルで様々な交流がなされています。

著者自宅前で、高橋親子と記念撮影

 

8月6日の講演会の内容

始めに、新しく脇之谷内に移住した橋本武志君のお話

「自然な草花の景観づくり~(宿根草の庭づくりを確実に成功させる方法)」と題してお話がありました。

 脇之谷内の女性の皆さんは、庭で沢山の草花を育てている人が多く、興味津々。

 草花は、日なたと日陰、強い花と弱い花の組み合わせで、雑草を抑制しながら、景観のよい庭が作られることを説明されました。

新しい移住者 橋本君

 

次に高橋さんの息子さんの落語

中学3年生でありながら、しっかりとした話し

富山県にもゆかりのある源平盛衰記 倶利伽羅峠の話をしてくれました

会場内、大爆笑 

落語をする高橋君

 

高橋さんの講話の後は、氷見漁港のきときと魚を使った手巻き寿司パーティー

郷土料理ごう汁や初物カボチャの煮物、キュウリの漬物など郷土料理の豪華なおもてなし

和気あいあいと出来ました

 

懇親会の様子

 

メディア報道

 今回の様子を北日本新聞社と富山新聞社が取材し、8月8日の朝刊に掲載して頂きました。

富山県では、行政に頼らず、地域独自でこのような講演活動を行うのは、珍しいことです。

地域活性化、脇之谷内里山づくり実行委員会 会長澤田崇も

「地域の人々、女性が輝ける地域でないとこれからの世の中必要である」という信念があり、

私自身も澤田会長と共に女性や若者が輝けるような中山間地域づくりを目指していきたいと思っています。

 

2018年8月8日 北日本新聞朝刊より

 

2018年8月8日 富山新聞朝刊より

 

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