365日1年中農村体験・稲積梅の摘み取り体験/来られよ氷見!

     

農作業体験のきっかけ(稲積梅摘み取り体験編)

不定期シリーズ・『来られよ氷見!365日農作業体験』 

5月から5名ほど、地元氷見市の街中、県内外の都市住民を対象に、その人その人の個性、体力、知力、思考にあったオーダーメイドで農作業お手伝いや農村体験を不定期に行っています。

今回は、富山県内で唯一の固定品種の稲積梅の摘み取り作業編

梅の摘み取り体験を行ったTさん、Nさん、Sさん

今回の農作業体験のきっかけは、氷見市稲積地区の『稲積梅ざんまい体験教室』の募集で、これまで私が手掛けたイベントのリピーターさんにお知らせしたTさんとの会話だった。

Tさん「稲積梅のワークショップのお知らせ本当に有難うございました。うれしかったです。稲積梅の工場見学、梅ジュース作りたかったです。他の日の企画はないですよね。せっかくお知らせ申し訳ありません。」

私「ガチ農作業・摘み取り手伝いなら半日から大歓迎です」

Tさん「いつでもいいのですか?25日なら休みなんで、行けますが・・・」

私「Tさん、25日半日どうですか?」

Tさん「半日大丈夫です。摘み取りですか?間に合うかわかりませんが、精一杯やります」

 

今回Tさん以外にも、Nさんからも同様に梅の摘み取り体験がしたいとの申し出。

そうやって、6月25日の稲積梅摘み取り作業体験が決定した。

 

農作業体験・梅摘み取り体験編

STEP1 基本

まずは、稲積梅の特徴、摘み取りの仕方の基本をレクチャー

安全面や収穫のコツ、梅の品質についてもしっかりと教える

その後、実際に、自分の手で採れる範囲で摘み取りを開始

自分の摘み取れる範囲で、梅の収穫

 

STEP2 応用その1 梯子使用

ある程度、梅の摘み取りが出来るようになったら、梯子を使用して摘み取り行う。

その場合も、転落しても大事故にならないような高さまでを指示。

今回は、2~3段程度まで登って摘み取ってもよいよと教えた。(概ね1m以下)

※建設作業の場合、高所作業は作業床が、2m以上の場合高所作業になる。高所作業の場合、安全面での配慮が厳しくなる。

梯子を使っての摘み取り作業

 

STEP3 応用編その2 体幹エクセサイズ 

今回の参加者の中には、ヨガをしていて、体幹がしっかりしていた。

そこで、梅の木に登り、木の幹を足場にしながら摘み取り作業

木によじ登ったときに、遥か彼方に、海が見えて

「わーぁぁぁあ」

ターザン気分になっての雄叫び おーすごい

農作業、楽しく何でも出来る(笑)

雄叫びをあげて景色に感動

 

農作業体験での小道具・おやつ

農作業体験では、出来るだけ、その農作業や地域にある食材をおやつに使うべきである。

地の物をさりげなく参加者に食べてもらうことが、そこで育った水・空気・土を感じることが出来、お金を払っても購入したいお土産にもつながる。

お土産は、参加者が親しい人に自分の体感した気持ちを伝えれるアイテム。

自分たちの住んでいる街に戻っても、その場の余韻に浸れる。

今回用意したのは、10時の休憩で、梅ジュースを作ったときに出るだしがらの梅!

甘くて、休憩のおやつに最高!(^^)!

 

形は悪いけど10時休憩で提供した梅

 

10時の休憩時に、地元のおっちゃんと会話が弾む参加者

 

作業終了後には、冷たい梅ジュースを提供

 

今回も参加者は、実際に試食タイムがあり、帰り際には、梅酒の梅や梅酒の購入をして戴いた。

梅酒 梅酒の時に出る梅の実を購入する大人女子

 

農村体験では、お土産品まであれば、地域にただお金が落ちる仕組みを作だけではなく、そのお土産の価値を理解する貴重なファンづくりに一役になっている。このことも、当たり前だが、まだまだ富山県内の農村部で、理解されいている体制が整っておらず、農村ガイドが、未熟である。

 

注意!やってはいけないおもてなし(市販品の食べ物)

せっかく農村に来たのだから、地のものを出すのは、大事なこと。

しかし、中には、そんなことを気にせず、食べれば何でもいいだろうという感覚で、スーパーで売っているものを出す主催者もいる。

主催者側が、都市住民がどうやったら楽しくなれるかも大事だが、さりげなく地域の農産物を試食やその工程を見てもらって、生産者・生産物の物を見て体感する仕掛けが大事。

道の駅などで、地元の農産物が販売されているが、しっかりとした物語が消費者に伝わることが出来れば購入率は上がるし、伝わらなければ、購入率が格段と低下する。私自身が、氷見市において都市農村交流事業で、各地域の農産物に関連するイベントを立ち上げるが、そこで必ず入れているのが、地域の食材と地域の特産物を語ること。その地域に実際に訪れて、どんな人が作っているのかを間近で体感できる仕組みは、将来的に多くのファン層を拡散出来る。

大長谷時代から教わった「身の丈にあったおもてなし」 で、伸びもせずにありのままの素朴な姿をみせることが本当のおもてなしだと思う。

やってはいけないおもてなし・悪いケースとして、氷見市職員が棚田オーナー制度で準備している、県内産でもない既製品の漬物。

地元のおっちゃん、おばちゃんからも、「うちの漬物のほうが美味しい」と漏らされていたが、主催している氷見市職員が氷見市内の農家さんや漬物を直売店に出している人々に依頼して地域の消費拡大を意識していないことは、残念だ。

今年は、少し変化があったが、まだお金が落ちる仕組みまで至っていない。詳細は、下記blogページを参照。

 

日本の棚田百選『長坂の棚田』で田植え/市長のおもてなしはGOOD☆☆☆、行政職員NG××

 

梅の仕分け作業と工場見学

梅の摘み取り作業の後、梅の選別作業も行った。

自分たちが摘み取りした梅の中から、規格外品が多いことを知り、農家さんの選別を実感。

 

 

今回4時間の梅の摘み取り作業で、12箱の梅を採取。プロの農家さんだと、20箱くらいは、摘み取る。

作業終了後には、今回の梅の圃場オーナー仲さんから、1人規格品の梅5kgの梅と、規格外の梅5~7kgほどを戴けた。

袋一杯に、自分たちの摘み取った梅をいただけた大人女子

 

農作業体験・主催者側の心がけは、東京ディズニーランドのキャスト

東京ディズニーランドのジャングルクルーズは、私の好きなアトラクション。

しかし、ジャングルクルーズで見るのは、ハリボテ(機械じかけ)の動物で本物ではない。

けど、キャスト(案内役)の話が面白く、自分たちも一体感を味わえ何度でも訪れてしまう。

私自身が行いたい農村体験は、そんな東京ディズニーランドのキャストのような都市農村交流を行い、その中から関係人口づくりでファンの拡大。

農作業のお手伝い、農村体験は、その人その人に合わせて氷見の里山で楽しい都市農村交流を365日開催しています。

youtube 来られよ氷見、是非見てね

 

 

 

農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割(農村体験交流イベント対象者向け記述)

農作業体験・農村体験でのガイド講師の役割で、一番大事なのは、楽しく安全で行うことが大事。

農家さんは、農業のプロだが、ガイドに関しては素人の場合が多い。

なぜなら、プロの農家さん自身も見て覚えたタイプだと、上手く素人さんに伝えるのが苦手で、無難な簡単な作業しか伝えられない傾向がある。

例えば、田植えや稲刈りの作業体験では、農村では機械植え、機械刈りが主流なのに、農作業体験イベントでは、昔ながらの手植えや手刈りのイベントが多い。

だから、ガチな農作業体験の場合、素人とプロの中間が農村体験ガイドが必要だ。

ただ農家さんの中でも、常にいろいろな人と接し農作業を教えている農家さんは、農作業体験ガイドもプロで楽しめる。

通常の農家さんは、農業のプロだが、素人相手に教える場合いきなり自分と同じ感覚でプロ農家仕様で教える傾向にある。

プロ農家仕様で教えてもよい場合は、素人で初めての経験だけども過去に何らからの農作業経験や野山で遊びまわっていた体験があるなら、臨機応変に対応可能だ。

そんな臨機応変が効く人は、プロの農家さんからも「筋がいいね」と褒められる。

臨機応変が効いて筋がいい素人さんは、これまで述べ3000名以上の都市農村交流を重ねてきた私の経験上、幼少の頃に野外で遊んだ経験のある40代以降が多い。

残念なことに、幼少のころから、室内のお稽古事や室内ゲームでばかり遊んだような人たちは、ぎこちない場合が多く、農業体験・農村体験をする場合もガイド講師は、安全面に注意をはかる必要がある。

農作業体験・農村体験でのガイド講師の資質として、全てを教えるのではなく、相手に気付きを促し、多少の失敗も推測できるようなイメージも重要であり、インタープリターの要素が必要。

また、東京ディズニーランドのキャストのように、楽しく笑顔で1トーンテンションアゲアゲも大事。

参加者の感想

Tさんの感想


今日は、めちゃくちゃ早朝(笑)から、氷見の稲積梅の収穫ボランティアに行って来ました。?

3月に氷見のおばあちゃま方とキムチ作りの会を企画してくれた稲垣さんからのお誘いを頂いて、喜んで参加してきました。?

一つずつ手摘みの作業、地味ながらも選別まで体験させて頂きました。

稲積梅?某有名酒蔵さんにも梅酒用に今日納品されたそうです。

遅めのランチは刺身の美味しいお店で地元の方とお喋りして帰途に着きました。

勿論梅酒は買ってきました

稲垣さん、有り難うございました?

仲さん、お世話になりました?

 

Nさんの感想

氷見市稲積に行って、梅の収穫体験をしてきました。

最初は、手の届くところ。

慣れてきて、ハシゴに登って。

最後は梅の木に登って梅を収穫しました。

この年になって、木に登るとは?

楽しかったです。猿になった気分?

帰りにいっぱいお土産もいただいて、楽しい時間でした。

さて、梅仕事しなければ。

 

Sさんの感想

生れてはじめて、梅の木に登り、梅の実をとって来ました。

一緒に行った裕子さんの投稿をお借りしました。

何歳になっても、初めての事は心躍るわ~♪

稲積梅、今年はらっきょ酢漬け・醤油漬けにも挑戦しようと思います。

 

 

Tさん、Nさん、Sさん、お手伝い有難うございました。!(^^)!

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