リアルな現状・絶滅危惧職満載(笑)富山県で移住定住はお勧め出来ない!就職するなら地方公務員

     

 

実体験者の現状

地域おこし協力隊を退任して3年。

応援者(関係人口)は、増えてロス率2割ほどで農産物販売にまでこぎ着けたけど、

まだまだ移住定住で富山の中山間地域で若者たちに勧められない農家しています。

地域おこし協力隊時代にも誰よりも販売や情報発信に力を入れてきたけど農業での起業は、本当に難しい。

なのに安易で無責任に農業者を移住させようとする行政に憤りを感じる。

『移住するまでは積極的に甘い汁だけをぶら下げ、

  移住してしまってからは知らん振りの責任放棄』

地域おこし協力隊で農林業での募集、氷見市に限らず他市町村でも多数あったが、

行政の無責任で退任後に1次産業で起業出来ずに、応募数は極端に少ない。

 

私自身も6次産業化クリエーターという名前だけかっこいいが、

実際には農業。

協力隊時代にも、速川のサツマイモの他、稲積梅やお米、原木椎茸、自家製キムチなど

多数の地域住民と関わって、退任後も農業と情報発信、イベント規格運営を営んでいる。

 

独自ルートで販路開拓を行った県内屈指の人気スーパー黒崎屋さん(富山市寺島)

 

黒崎屋さんには、ポップまで作っていただき、協力して頂いている

 

 

本年度から当初の3倍、5000本の原木を回転しているため、直売所だけでは捌ききれず

高岡市にある青果市場にも出荷

 

高岡青果場は、全量買い取りをしていただけるが、販売価格は、直売所価格の5割減

しかし、ロスや売れ残りがなく、配達時間も半分以下で済むため、農業で運用していくには欠かせない存在

 

本blogを書いている3月~4月の時期は、

・朝7時頃から椎茸を直売所に出荷。

・10時頃から山で原木伐採。

・17時頃から20時頃まで椎茸ハウスで摘み取りやほだ木を棚に指したり下ろしたり。

・20時以降 日々の状況に応じて
 摘み取った椎茸は、選別作業を行い100gのパックで小分け作業が1時間から2時間ほど

 そのあと、椎茸が多ければ市場に出荷。

 または、書類作成。

睡眠時間は、平均3~4時間。

 

田舎はブラック企業絶滅危惧職が蔓延・食育が鍵

嫁もこの時期忙しく、

わが家の夕ご飯は、夜22時。

今の現況では、賢く情熱のある大学生に氷見市教育委員会への就職は、お勧め出来ない。

児童全員にタブレットを配って自慢する氷見市だが、

地域で暮らしていける小規模、

家族経営の農林水産業に力をいれなていない。

親は

『田舎(氷見市)では暮らしていけないから

賢く勉強して高岡の高校に進学し、

都会に出て就職しろ』

と子供たちに言ってきかせ、人口減少に拍車をかける。

2010年代東大京大合格者数

東京大学 京都大学
高岡高校 97名 81名
氷見高校 0名 0名

進学校データ名鑑より https://www.shindeme.com/entry/tk_toyama

 

食育とは、地域のものを食べさせるだけでなく、

地域の生産者を豊かにし、

生産されている特産品の物語を語り、

子供たちが夢や希望で後継者になりたいと思うような

地域社会だと私は思う。

鰤や氷見牛という単なる商品だけのPR

そこに携わる漁師や農家など生産者の顔も名前も知られていない

そんな風だから子供達から誇りにも思われない

小学校3年生では、地域の特産品の勉強をするが、

氷見市では、地域の特産品個々の情報はあるが、

これらを集めたカタログや商品情報はどこにもない。

 

それを矛盾や疑問に感じ、まとめて子供達に誇れるような

生産者知名度アップの食育(教育)がない。

だから、自分たちの集落・学校単位の産業を理解しても、

他の地域の特産品を全くしらない子供はおろか、大人も多い現実。

しかし学校や行政が目指す食育は、こんな絶滅寸前危惧職の意識が全くなく、

地域食材が給食や飲食店で扱われても、

生産者が本来見合う価格単価ではなく全国平均の大量生産、まがい物の価格単価で買いたたく危機的状況。

そんな食育が当たり前のように暮らしの中に溶け込んでいて、

しっかりした食材を提供する飲食店は少なく、

農業、林業などの1次生産者は平均年齢70歳近くの高齢化で絶滅危惧職。

薄利多売の安価な全国展開のまがい物が多く買われ、

昔ながらの職人技をもつ民工芸品や水産加工業、

腕のよい大工職人なども同様に高齢化に拍車がかり、

対抗する支援も教育もなく同様に衰退する絶滅危惧職。

田舎でサラリーマンも成績や業績で給与も不安定。

教員も真面目にやっていると深夜残業は当たり前。

 

発達障害の子供達を教えているため、教科書だけの授業では子供達に理解出来ず

独自の教材道具を作成して子供達に教育を促す嫁

県職員の時には、そういった翌日の授業の準備時間があったが、

氷見市教育委員会では、教員不足のため、こういった取り組みに

感心をもたず、家に戻ってから内職が日常茶飯事

 

故に

のらりくらり、時短とか、地域に出ることが遊びだといって定時で帰り

費用対効果も出さず人作りもしない箱物行政・予算消化だけをして

「自分たちは一生懸命仕事をしている」

と自画自賛の評価

時には、泣き出し、メンタル面が無茶苦茶弱く職場でも職場で過保護に育たされ

市民は置き去りという、あぐらかいている公務員が一番割がいい。(全員ではないと信じたい)

私が行政には厳しいのは、こういった多職種の苦労を目のあたりにしていて、

地域の産業が豊かになる仕組みや人作りを真剣に行って欲しいし、

もっと深刻な様々な産業の現場に訪れ地域の声を聞いて欲しいと訴えるけど、暖簾に腕押し。

 

響く職員は、10人中1人いたら御の字で現場に訪れ、

1次生産者や2次生産者の現場に訪れ汗を流す職員は、本当に少なくなって、地元のおっちゃん、おばちゃんからも

口癖のように、

「昔は、役人の名前も顔も判ったけど、今はだれがいるのかさっぱりわからい」

と嘆きの声は少人数ではない。

だから、今の現状では氷見や富山県で移住し農業で暮らすのはおすすめしない。

しかし、本当の意味での人づくりや食育が行政・民間一眼となって子どもたちが誇れ、

生活を安定出来るような社会がなされれば、ま

だまだ家族経営・小規模で先人たちが築いてきた環境が残っている富山県だからこそ、

豊かな地域に変わる可能性は秘めている。

既読者の声

県外地方在住Oさんの感想


激しく同感!

都会で暮らしていた人が老後田舎暮らしをする趣味のような暮らしも認めますが、

それで人口は増えません。

若い人が希望を持って暮らせないと人口は流出するばかり。

 

地元出身Tさんの感想

今の農政は、未来を考えているの?
子どもたちが農業をやりたいと思えるような夢さえ示せないなんて…
必死に向き合っている若者に無力感を抱かせたくないと胸が痛みます。

 

 

教員OBのUさんの感想

まったくそのとおりです。

よく言うた。

私に何ができるでしょうか。椎茸を買うことしかできない。

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