幻の巨大寺院動画で再現(氷見市速川地区・小窪廃寺)/動画制作エピソード

     

小窪廃寺は8世紀の初め頃、小窪に造営されたと考えられる古代寺院。

廃寺の推定地からはかつて大量の瓦が出土しており、

往時には瓦葺きの壮大な伽藍が造立されていたことが想像される。

廃寺の近くには小窪廃寺に瓦を供給した小窪瓦窯跡があり、

寺院造営に際して造瓦工人が呼び寄せられ、瓦の生産が行われたことがうかがわれる。

小窪廃寺は、この地域を勢力基盤としていた在地豪族_安努君広嶋(あぬのきみひろしま)一族の氏寺として造営されたと推測される。

「小窪の廃寺」動画制作のエピソード


2019年3月2日、小窪廃寺の動画のお披露目会が開催されました。

YOUTUBEでも観れます

 

「小窪の廃寺」エピソード1・製作者山下やすふみ

今回の動画を制作した、地元速川・日名田在住、公民館事務主事の山下やすふみさん

顔は、坊主で体もごっついですが、優しくて温かみのある人です

漫画・大伴家持や高岡市福岡町のキャラクターかさぼんこ の生みの親でもあります

山下さんの3Dは、独学。構想5年、制作1年で完成させました

本人曰く、自分の作った3D動画だけでは、お粗末だったけど、

音楽やナレーション、ドローンを使った空撮、編集作業を多くの仲間に依頼出来たことで感無量だとのこと

 

試写会の司会も務めた山下やすふみさん

 

「小窪の廃寺」エピソード2・人と人との繋がり

山下さんは、地域でもムードメーカー

山下さんが、お願いすると地域のおっちゃん、おばちゃんたちは動いてくれる

優しい人柄が、頼まれたら断れないのだと思う

私自身も山下さんから頼まれ事は、断れない 人徳なんだろうな

今回山下さんが依頼した音声・楽曲・ドローン空撮・動画編集

皆さん、試写会でのコメントで、なんとなくお願いされ、

けど実際やってみたら、すごく大変だったとか

けど、皆さんやったことでの充実感・達成感は試写会の顔をみたら満足気

この人と人との繋がりが強いのが富山県の強みだと思うが、

それを形にして情報発信されないのは、非常に残念

行政主導ですると、おそらく東京などの業者に委託する

そうすると、かっこいいものは、出来るが上辺だけであり私はあまり好きではない

やっぱり、泥臭くても、地域の人々、ゆかりのある人がつながって作るものは温かい

「小窪の廃寺」動画制作にかかわったメンバー

 

音声担当

小窪の廃寺で、はやかわくんの音声を担当した女性は、

私自身が速川地区で地域おこし協力隊としてfacebookでの情報発信をしたのを

きっかけで、NPO速川活性化協議会の活動に積極的に参加してくださっている

将来の速川をしょってたつ若き女性リーダーの一人でもあり、地域のおじ様、おば様方からも

評価は高い

 

バックミュージック担当

バックミュージックを担当した男性も、私自身が地域おこし協力隊での情報発信をし続けたことで

知り合った、氷見市内の男性。

昼間は、漆器職人でありながら、夜は子供たちに音楽を教えたり

北陸でライブ活動をしていたりする氷見LOVEの熱い男性

山下さんとのきっかけは、私自身の別の動画制作で彼の音に惚れた山下さんがスカウト

口説き落としたもの

彼に、「割りあわないよね?ごめんね」と謝ったけど

彼自身、お金の問題じゃなく、地域のためにしているからとかっこいいことを

言ってくれた。本業でも情に厚く、将来恩返しができるような仕組み作りがしたい。

 

その他

直接私自身の知人ではないが、今回動画試写会でエピソードを聞いた話を説明。

ドローン空撮で協力した人は、地元でラジコンヘリで農薬散布をおこなっている方。

そんな方だから、ラジコンヘリよりもドローンは、簡単な操作だそうだ。

山下さんも、ドローン撮影を試みたようだが、彼のような操作は出来ないとほめていたい。

歴史検証には、地元の人や市の学芸員にも相談。

史実で語れないことを語れるのが漫画家である山下さんの強み

だということは、心に響いた。

映像編集は、山下さんが福岡町のキャラクターかさぼんこで知り合った夫婦。

かさぼんこの縁で、こうやって協力してくれることは、素晴らしい

子供が寝静まってからいつも編集をされていた苦労話を聞くことが出来た

 

 

 

 

「小窪の廃寺」エピソード3・おもてなし部会

今回の動画試写会でも裏方を務めたのが、

NPO法人速川活性化協議会のおもてなし創造部会のお母さんたち

おもてなし創造部会のお母さんたち

 

料理もさることながら、

会場での運営の裏方を行い、お茶のお替りをさりげなく気配りの出来る強力なメンバー

 

今回もおいしくいただいた

サツマイモスイーツ(パイ、チップス、ほしいも)の3種盛り

 

「小窪の廃寺」動画試写会

小窪廃寺動画上映会の様子 関係者など20数名が出席し、速川定住施設ソライロで行われました。

新聞社は、北日本新聞、富山新聞、北陸中日新聞社の3社が取材。

また能越ケーブルテレビも来ていたので、来週以降のニュースに取り上げられると思われます。

 

氷見市学芸員から、小窪廃寺の解説

小窪廃寺が、なぜすごかったのか、史実や現在ある遺跡から立証されていました

動画でも、その解説がわかりやすく伝えてあります

 

動画試写会に参加した、関係者一同の記念撮影

 

 

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過去の投稿は、これ以降

 

小窪廃寺富山大学の地質調査

2015年12月初旬

小窪地区の刈り取られた田んぼで、

若い男が、いったりきたり

気合を入れながら、頑張る姿は、なんとも奇妙で目立つ光景

粘土質の圃場が多く、稲穂を刈り取った後も泥濘(ぬかる)むところが多い

小窪の田んぼで調査する富山大学生

 

粘土質の田んぼを探査機を1mピッチで動かしていた

 

尋ねてみると、地質調査をしているらしい

ここは、かつて、小窪廃寺があったと言われている場所

小窪廃寺の基礎石を探知しているとの話し。

見事に古代の歴史ロマンが見つかるといいですね。

平成28年1月4日(月)富山新聞朝刊に掲載されていました

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