生物多様な水田で作られたお米の稲刈りと農家の今昔物語 【米づくりの手順】

     
 脇之谷内営農組合では、コンバインで稲刈りが行われている。また、稲刈り時期は、十分稲穂が実った適期に行われているため、美味しいお米が作られる。 170902_営農脇_稲刈り (122)圧縮  

コンバインでの稲刈りの様子

6条刈 1反5畝を概ね2時間程度 砂地で足場の良い圃場では、作業効率はもっと少ないが、粘土質の圃場で、足場が悪いと作業効率が低下し、苦労が多い。その分手間ひまかけて美味しいお米が育成される。

 区画整理を行って1枚あたりの圃場面積の大きい田んぼや、沢山の圃場面積を有する大型農営農組合の場合は、刈り取り時期を早めにすることで、若く十分に実っていないお米をかりとったり、逆に遅くなると、稲穂が芽を出してしまうことがあるらしい。ただし、選別の際には取り除かれているが、品質のばらつきが危惧される。  

【コンバイン】

 稲の刈り取り、脱穀を一度に行う農業機械。前部にバリカン状の刈刃が備えつけられ、稲を地面に垂直に引き起こしながら刈り取っていく。刈り取られた稲は内部の脱穀機へと送られ、穂先から籾(もみ)だけが自動的に選別される。籾をと選別された稲藁は、粉砕され、その場で散布される。 粘土質の圃場でのコンバインでの稲刈り、8月の水切りをっかりできなければ、泥濘(ぬかるみ)にコンバインが嵌(はま)って、作業効率が悪くなる。 160910_%e7%8c%ae%e7%a9%80%e7%94%b0%e7%a8%b2%e5%88%88%e3%82%8a%e5%be%8c-3%e5%9c%a7%e7%b8%ae

水切りが適切に出来なかった圃場 キャタピラ式のコンバインでもぬかるむ

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四隅や泥濘(ぬかるみ)がひどい場所は、手刈り作業

 泥濘がひどい田んぼは、手刈りで行われる。最新鋭のコンバインなら、1反の刈り取りスピードは、1時間程度だが、10年前のコンバインなら、4時間以上かかる。まして、これが手刈りとなると、その労働時間は、1日。昔の人は、手刈りでされていたことに本当に頭がさがる。 160916_%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%b3113%e5%9c%a7%e7%b8%ae

新型コンバイン クボタ ER447 クボタが試乗のために持ってきてくれた。 従来脇之谷内営農にあるコンバインよりも性能が1.5~2倍以上効率がよかった

【雑談・氷見の米作り今昔物語】

氷見市の十二町潟付近での米づくりでは、昔、小舟を出して、稲刈りをしていたそうです。それだけ、水が多く、苦労されていたことが解ります。また、多くの農家さんでは、稲刈り時期は、稲刈りを終えた後、夜にはさがけを行い深夜近くまで農作業になっていたと聞いています。 ですから、家の人が、娘には、『絶対農家の嫁になるな』と親が娘に話していたそうだとか・・・。また、嫁ぎ先の条件でも、お嫁さんが、米作りをしないことを条件にされて嫁いだという方もいらっしゃるほど、昔の米作りは、大変なものでした。 手刈り・はさかけ と コンバイン・乾燥機 での お米の品質については、別で報告   【生物多様性の田んぼ・脇之谷内】 手刈りを行っているときに、タニシを発見。タニシも、水をもとめて、移動している。生きるために、水がある場所を察知する能力に感動160915_%e7%a8%b2%e5%88%88%e3%82%8a%e3%82%bf%e3%83%8b%e3%82%b7-9%e5%9c%a7%e7%b8%ae

稲藁の中でひっそりと頑張って生きているタニシ

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タニシ

 近年タニシが住めるような環境ではない圃場が多い中、こうやってタニシが生きていく稲にも生物にも優しい環境の圃場が出来るのは、山の綺麗な水を使っている為と適切な品質管理をしている特徴であると言える。    

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