地産外消・脇之谷内キムチの素材/真似出来ない素材の美味しさ・隠し味

     

氷見の里山で、80歳以上の婆ちゃん達が、

白菜や大根等(1次)を生産から加工し販売の

次産業化を行っている。

これからの農村では次産業化だけではなく、

都市農村交流の農村観光(3次)も担いながら、

9次産業化を実現化し都市住民のファン・係人口を増やしながら

自立した地域活性化、地域ブランドの向上を作ろうと挑んでいる。

 

 

なぜ氷見の里山でキムチ?

2015年から始まった脇之谷内キムチ

氷見の市街地から遠くにある脇之谷内

名前の如く、三千防の谷合にある小さな集落

かつては、炭を作ったり、杉材を搬出したり、大工など、山や木に係る生業があった。

時代は変わり高岡に一番近い立地条件からアルミ関係に働く兼業農家に変わっていった。

そんな地域で、婆ちゃん達は、専業主婦であり、家業の林業や農業の手伝いを行って

今は、自家消費野菜を作って日々を楽しんでいる。

脇之谷内のお婆ちゃん達が手間暇愛情込めて育てた自家消費野菜には、

白菜、大根、ネギ、ニンニク などがあった。

また、キムチづくりのノウハウは、著者自身が、

かつて大長谷でキムチづくりに携わっていた経験があり

脇之谷内でも地域の特産品として可能だ!

そう考え2015年12月よりキムチづくりを行った。

 

大長谷白菜キムチで6次産業化

過去の話に遡るが、著者自身、大長谷での2011年に大長谷で作った白菜が無造作に放置され、

そこから自分自身でネットでキムチづくりを学びんだ。

放置された白菜イメージ

 

1度目の白菜キムチは、地域の人々に配布されたが、今思えば決して本格派とはほど遠いものだった。

翌年大長谷ファンでもあり関係人口であるながたん農援隊メンバーの1人が、

本場韓国キムチを作っているとの助言を頂き、

韓国産の唐辛子や魚汁などを使った本格キムチ作りを行った。

都市住民のノウハウを地域の人々に伝えて、共同作業を行う。

今氷見市でも行っている著者自身のルーツは、大長谷時代から始まる。

そして大長谷地区のお母さんたちやながたん農援隊(関係人口の人々)と6次産業化に結びつけた。

地元野菜使い本格キムチ作り/富山新聞にも掲載されました
http://nagatan.info/?p=8993

 

脇之谷内キムチづくり

2015年、著者が氷見市地域おこし協力隊として着任。

脇之谷内地区で居住し、地区の婆ちゃん達から白菜、大根、ネギ、ニンニクの野菜を頂いた。

それがきっかけに、

脇之谷内でもキムチづくりが出来る!

そう確信し、地域の特産品にしようと試み現在も改良・改善を試みている。

4年前の製作当時は、まだ味が定まっていませんでしたが、

様々な試行錯誤を重ね、氷見ならではの味を追求し、

脇之谷内の特産・仏生寺椎茸

 

氷見市の里山ではあちこちにある柿

その柿を昔ながらの干し柿をキムチの食材に加え、

 

年配者でも食べられる優しい味

だと、多くのお客様から評価を頂けるようになりました。

さらに、2018年度より、塩にも拘り、甘さもあるオーストラリア産の天日塩を使用しています。

 

農家が作ったキムチ・
儲けよりもコミュニケーション

また、農繁期なら畑に出ればコミュニケーションも生まれますが、

露地栽培で行われている脇之谷内では、秋の収穫が終わると、

人びとが集まる機会づくりが少なく、大勢で作るキムチづくりは、

地域のコミュニケーションづくりにも一役買っています。

作業を終えておしゃべりを楽しむ婆ちゃんたち

 

 

脇之谷内キムチの素材

白菜

白菜は、8月20日頃に種まきを行い、苗をつくります。

3日くらいで、芽を出し、15日くらいから、苗を畑に植え替えます。

種まきの様子

白菜の苗植え状況(障害者施設・b-らいふと農福連携も試みています)

畑の肥料は、油カス、燻炭、有機肥料

ただ、昨年農薬を行わず防虫ネットで養生しましたが、9割病害虫にやられたので、

今年は、農薬・オルトラン粒剤を0.5~1g以下投入しました。(通常1~2g)

 

収穫作業

 

 

その他脇之谷内野菜

脇之谷内地域の婆ちゃんたちが作るのは、

白菜の他、大根、ネギ、ニンニク、玉ねぎ

などがある。

どの野菜も、婆ちゃんたちの愛情がいっぱい

素材が地元産・自分たちの作った野菜だから、

自分たちの野菜を愛情込めて、我が子を世に出す時のように1つ1つ丁寧に加工する

それが、他のキムチにはない脇之谷内キムチの最大の美味しさの隠し味

玉ねぎと干し柿

ネギ

昨年作った婆ちゃんたちのキムチ宣伝動画 

BABA RAP

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