移住失敗前に考えよう/甘っちょろいぞ・元新居浜市別子山地域おこし協力隊から思う事

     

再生回数380万回「#移住失敗」でバズった動画

 2023年1月に、別子山地域おこし協力隊(愛媛県新居浜市)が、地元の団体と関係性が劣化し、#移住失敗 もう限界で引っ越します という動画配信で、再生回数380万回バズりました。

 

 私自身は、彼側(元地域おこし協力隊)からの一方的な見解での本当のところ、どうなんだろうと疑問視していましたが、

先日のNHKのドキュメンタリーを見て、動画配信をした地域おこし協力隊が、前職(学校)を辞めて甘っちょろい考え方で、田舎の厳しさを理解せず隊員になったのだと感じた。

NHKスペシャル
https://fb.watch/lMitShLij8/



2022年2月の新居浜市の広報

着任当初の協力隊の意気込み

https://www.city.niihama.lg.jp/uploaded/attachment/54918.pdf

 

【別子山地域おこし協力隊の活動内容】

 NHKの動画内容から、別子山町の募集要項では、地域活動2割、自分のやりたい自己実現のために8割活動に使っても良いらしい。(尚、現在新居浜市では、地域おこし協力隊の募集要項を消去しているので、閲覧が不可能になっている。)

一般的に地域おこし協力隊の活動は、8割から10割地域活動だから、新居浜市のような地域活動が2割なんて、大甘である。

だから、耐えることもしないで、自分の好き放題で、利益も出ない家庭菜園や、活動外で行えばよい古民家のリノベーションも活動として受け入れられているのだろう。

 

 受け入れ団体が希望する活動の2割がサトウカエデの下草刈りだったと、NHKの団体代表者の思いから察することが出来たが、彼は、これを拒んだ。

私から言わせると下草刈りなんて、年に五回ほど。

山の下草刈りなら、年に1回か二回程度。わずか1町歩(10,000m2)しかないのだから、普通にやれば多く見ても1回の下草刈りは、5日で終わる。

たったこれだけのことが我慢出来ない理由が、

『8年間利益を出していないから。』

 山の手入れで利益が出るには最低でも20年はかかる。

そのあたりの初期投資は、受け入れ団体がされているようだから、あとは、活動業務で自らが動くだけ。

都会から来ていきなり、刈払い機のプロになんてなれないのだから、3年間の下積み生活で下草刈りや山の手入れを学べば良い。

 別子山町は、約140世帯、270名ほどの小さな地域だ。地域の過半数が高齢者の限界集落である。

 限界集落の中山間地域なら、草刈りは地域に溶け込む最低限のマナーだと私は思うが、

彼を含めて私の知る限り富山県内の地域おこし協力隊で刈り払い機を集落の人以上に操れるのは、私以外存在しておらず、地域おこし協力隊の中では、軽視しているように感じる。

彼が行政に対して

「サトウカエデの下草刈りが絶対条件じゃないから入隊した」

と自分を正当化していたが、田舎の行政が、

「サトウカエデの下草刈りを行ってもらわなければ困る」

なんて、本音で語るのは、少ないし、

正直小さな子供と一緒に移住する都会人に対し、人口が増えて、移住したあと

「なあなあで済ませればよい」

なんて考えるのが、常である。

 そんなことも解らずに、考えることや、協力隊前に何度も通って地域を見定めることもなく、移住するこが甘っちょろい考えだ。

彼のことを責めているわけではないが、このような考え方の地域おこし協力隊は、富山県内でも数多くいて、

中山間地域での刈り払い機の取り扱いが地域コミュニケーションの大事な要素であるということを理解する協力隊員や行政職員は、少ない。

なぜ刈り払い機の取り扱いが大事なのかは、こちらのブログに記述していますので興味ある方は、参考にしてください。

田舎コミュニケーション=草刈り&よそ者の失敗に陥りやすい事例
/blog/16084

 

【都会人の思考・田舎とのズレ/甘っちょろい考え方】

 彼の中には、草刈りが大事だという考え方が無いように思えた。

彼のyoutube動画から察するに、彼が持っていたのは、電動式刈払い機。これは、家庭菜園レベルで、中山間地域の背丈ほどある笹や雑木には、不向き。

実際に裏庭の隣地との境界を刈るにしても、ウドらしき植物を電動式刈り払い機で刈れず手刈りをしていた。

 

 

この辺りも甘っちょろい。

 彼に限らず富山県の地域おこし協力隊でも甘っちょろい考えで田舎暮らしを憧れて現実逃避する輩は少なくない。

 彼の言い分で8年間黒字を出していない団体に協力出来ないから、下草刈りをしなかったと自分を正当化していた。

 彼の別の動画を見たが、刈払い機は、マキタの電動式刈払い機を使っていた。田舎で電動式刈払い機を遣っている人は、ほとんどいない。

 なぜなら、パワーが無いから。彼は、電動式刈払い機でもへっぴり腰で決して上手いとは言えない。

私の想像だが、本当に本腰を入れて地域に溶け込むなら、混合油の刈り払い機を購入するし、山の下草刈りも、3年間やり続ける。

けど、本心はyoutubeにはないが、下草刈りが嫌で、自分を正当化出来る言い訳で逃げたと考える。

 彼に限らず、里山暮らしで、彼のように自分を正当化して田舎の最低限の営みを拒んだり、

やっているフリだけで、意欲的じゃなく使い者にならない輩もいる。

 山の樹木で採算採れるようになるには、20年以上必要とするから、植樹して8年で利益が出ないのは当然だけど、そこを理解しようとしていない。

 また、利益が出ないのであれば、利益が出るような下草刈りの体験イベントや山菜やキノコを収穫して稼げばよいのに、それもしていない。

 田舎の行政や地域の希望は、新しい視点で地域で稼げる仕組み。

 しかし、それをやらずにして、彼のように自分の住む家のリノベーションしたり、自分たちのための家庭菜園で楽しんだり、

自分のやりたいことだけの自己実現では、地域にお金が入る仕組みを作るわけでもないので、協力隊活動という名の学生サークルのノリで活動をつづけていれば、地域は間違いなく衰退するし、活性化にはつながらない。

 現に私の回りにも自分のやりたいことだけで、草刈りを軽視している移住希望者はいるけど、田舎暮らしをしたいと口先だけで行動は、伴っていない。

 

【リアルな農村体験のススメ】

 水路の側溝掃除や林道の草刈りなど人が減って出来なくなると、地域の持続は、出来ない。

田舎では、自分のためにより、地域のためにするべき事が出来る人材を地域は希望するし、そんなことが普通に出来る人材でないと田舎移住は、厳しい。

地域団結・水路掃除でコミュニケーション 【米づくりの手順】
/blog/11771

 彼に限らず、事前に地域を何度も訪れて見定めるような都会人なんてなかなかいないので、

私自身365日リアルな農村体験を受け入れして、都会人の見定める機会を提供している。

だから、リアルな農村体験でたいていの人は、移住に対して躊躇するか、将来にそなえて地道に自らの経験値を上げていく。

NOMACHIでは、365日農村体験を行って、年700名ほど関わっています。興味ある方是非ご連絡ください。
 

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