中間追肥と多面的機能(大雨災害・減農薬・減化学肥料に取り組む)【米づくりの手順】

     

 中間追肥(倒伏防止肥料)

 中干し中、倒伏軽減(ケイ酸)、初期育の促進(リン酸)、根腐れ軽減(鉄)、酸度矯正(アルカリ)、食味向上(苦土)のため、追肥を行う。

 田植えから約2カ月、田んぼの師匠より中間追肥の指示があり、作業を行った。

師匠曰く、営農指導では、このの肥料を追肥するそうだが、脇之谷内では、半分で行っている。

まさに減化学肥料であり、脇之谷内の大地の力と水の力で育っている。

160627_稲中間追肥 (2)圧縮

今回仕様した肥料 シリカロマン(20kg/1反)

160627_稲中間追肥圧縮

追肥の様子

 まだまだ道半ばの米作り。化学肥料や農薬を必要以上に行っていないと実感する。

 脇之谷内においても、道路際の圃場は、水稲栽培が行われているが、農業機械の入りづらい場所では、休耕田となっている箇所もある。

【多面的機能】

 田んぼには、米を作る以外にも、

  • 土砂崩れを防ぐ機能
  • 土の流出を防ぐ機能
  • 洪水を防ぐ機能
  • 農村の景観を保全する機能
  • 文化を伝承する機能
  • 暑さを和らげる機能
  • 川の流れを安定させる機能
  • 地下水を作る機能
  • 癒しや安らぎをもたらす機能
  • 生き物のすみかになる機能
  • 体験学習と教育の機能

多面的機能

 農林水産省HP>> 組織・政策 > 農村振興 > 農業・農村の多面的機能より

 

などなど、農村で農業生産活動が行われることにより生ずる米作りの機能以外の多面にわたる機能が含まれています。

このことを、多面的機能と呼び、中山間地域の人々の農作業があってこそ、街中や海の豊かさを担っているといってもよいと思います。

しかし、今中山間地域で農業を営む人の高齢化と担い手不足は、深刻な問題です。

市場で販売されているお米の価格で消費者に直接届けられる仕組みであれば、里山の米づくりにおいてギリギリの生活が出来、さらに5割増しになると、農業で暮らしていける。

里山のファン(CSA・地域支援型農業)を作るための情報発信、これからも継続して行っていきたい。

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