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カテゴリアーカイブ: 07_農業

田植えの順番/てんたかく、コシヒカリ、富富富 【米づくりの手順】

 田植え

 育苗ハウスで育った苗を、代掻きの終わった田に苗を植え付けること。 田植えの祭事で独特の晴れ着を着た若い女性たちは早乙女(さおとめ)と呼ばれる。 現在の慣行農法では田植え機で行われているが、自然農や有機農法では、昔ながらの手植え作業で行われている場合が多く、手間暇がかかる。

 米づくりの手順_田植え

5月上旬から中旬、脇之谷内の田んぼの田植えでは、てんたかく、コシヒカリ、富富富の順に、田植えが行われる。 なぜ、この順番かというと、同じお米にしてしまうと、稲刈り時期も同時期になって、稲刈り採取の適期を逃してしまったら、美味しいお米にならないから。 だから、早く収穫出来る早稲のてんたかく、中生のコシヒカリ、富富富の順番に田植えを行い、同じように稲刈りも9月上旬から9月下旬まで行われている。  

【てんたかく】

てんたかく は、富山産まれのお米。 平成4年に富山県農業技術センターで、 ハナエチゼンの"品質が良く、倒伏や病気にも強い"という特徴に、 ひとめぼれの"美味しい"という特徴を 足し合わさって出来たお米で、冷害にも強く主に中山間地域で作られている。 脇之谷内でも、三千坊の清流の出水で作られた山間のお米です。 160508_田植え(118)圧縮

てんたかくの田植え状況

【コシヒカリ】

福井県で誕生したお米の品種。 コシヒカリと 言う名前の由来は、 北陸地方の国々を指す 「越の国」 と 「光」 の字から 「越の国に光かがやく」 ことを願って付けられた名前であると言われている。 脇之谷内では、てんたかくの苗植えが終わったあとに田植えが行われる。 160512_田植え (2)圧縮

コシヒカリの田植え状況

【富富富】

 2017年3月に名称。

『富』の3文字は、富山の水、大地、人に育てられた「富山づくしの米」、と言う意味が込められている。

県農林水産総合技術センター農業研究所が10年越しで開発。コシヒカリのおいしさを最大限に発揮しながら、生育特性上の3つの課題、 ①高温に弱い ②丈が長く倒れやすい ③イモチ病に弱い を克服し、高温登熟性、耐倒伏性、イモチ病抵抗性に優れている。  

【新大正もち米】

新大正もち米は、富山県で昭和36年に「新大正糯(もち)」として品種登録されたお米。 「幻のもち」「もち米の王様」と呼ばれ、餅や赤飯にうってつけのお米です。 脇之谷内では、今年度富富富を栽培するため、田植えを中止しています。  

【田植えの順序】

180515_taue_hukada (5)smoll

田植え機に苗を載せる

苗30センチ×60センチの1箱の重さは、約7kg

これが案外重労働

1反(10a)当たり23枚程度の苗箱を使用します

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イベント開催/平成の百姓一揆”世なおしは、食なおし” 槍からスマホへ 

2018年5月8日(火)富山県氷見市で、高橋博之氏47CARABANが開催されます。

47caraban 高橋氏と私は、全国地域リーダー塾(一財地域活性化センター主催)での特別講演を公聴したご縁で、富山県では、氷見市で初開催となりました。 講師の高橋さんの話は、凄く迫力があります。また、全国で生産者と消費者が繋がれる関係=「関係人口」を提唱したのも、ソトコト編集長の 指出 一正 (Kazumasa Sashide) さんと今回講師で東北食べる通信編集長の 高橋 博之 (Hiroyuki Takahashi) さんになります。 「関係人口の定義」は、農水省以外でも国土交通省でも今後の国の施策の1つとして取り上げられています。国内の動きがなかなか知る事が出来ない富山県内で、市民主導型で新たな動きの講演開催になりました。 懇親会では、県内でも数少ない 自然栽培農家レストラン たねのわでの食事が楽しめます。 農繁期で忙しいとは思いますが、是非1次生産者や行政関係者にも参加願いたいです。また、雑誌編集に協力して戴ける方や都市農村交流から関係人口への理解が深い方の参加も期待します。 (本HP閲覧者がその対象者でもあります。是非、生産者の声や他の意識の高い方達と交わって自分事にしてみませんか) 詳細は、下記HPから参加申し込み出来ます。 http://47caravan.com/  ...
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作る人と食べる人をつなぐ情報誌/ひみ里山通信創刊

2018年3月20日 ひみ里山通信が創刊されました

お米1圧縮

ひみ里山通信 第1号表紙

食べる人(消費者)が、つくる人(生産者)の顔やどんな工程をえながら、 生産物が届けられているのか関係が薄くなっている今 大型農場では、化学肥料・農薬を合理的に使い、また室内ハウスでの水耕栽培など 合理的に作られ、薄利多売、工場で作られるような農業が行われている場合もある しかし、富山の中山間地域は、大型機械が導入できるだけの圃場がなく、 小さな田畑で、今もなお、昔ながらの手作業によって農産物が育てられている   先日、小学生の子供を持つ母親と話した時、 「今の親も子供も野菜やお米がどう育っているのか判らない人が増えてきた」 と嘆いていた。 だから、つくる人(生産者)と食べる人(消費者)が繋がる冊子を創刊した 富山県には、存在しないが、日本全国37か所では既に

日本食べる通信リーグ http://taberu.me/

と言って、 読み物と食べ物がセットになった定期購買誌がある。 石川県では、既に能登で行われている。 食べる通信の雑誌は、文章表現もイラストも構成もすべてが 洗練されて作られている 食べる通信の中には、毎月定期発行し、1000名を超えるファンがいる雑誌もある。 仮に雑誌が2500円/月とした場合、 2500円×1000部=250万円の売上に繋がり、生産者にとっても 心強いファン獲得に繋がり、適正価格での販売は、後継者育成にもつながる さらに食べる通信リーグでは、雑誌を作るだけではなく、 食べる人とつくる人が交じり合う交流(体験イベント)も重要視している   自身も、大長谷時代を含め、氷見市地域おこし協力隊として都市農村交流イベント 3年間で32本行ってきた実績より、体験交流イベントの重要性を肌身で感じ、 その企画ノウハウを持ち合わせることが出来た。 また、まだまだ少人数ではあるが、氷見の里山に対して理解のある ファン層も定着しだした。このようなファンの方々に 雑誌と商品を購入する仕組みを今後作って行きたい。 つくる人と食べる人をつなげる雑誌、その1歩がようやく動き出した 今後は、私自身が担当した 速川地区のサツマイモや自然薯、ソウケや藁細工 稲積地区の梅、梅の加工品 長坂地区の棚田、上田の果物など 氷見の里山の素材をblogや冊子で発信して行きたい また、将来的には、富山県全体での食べる通信を創刊出来たらと願う1名である。

180412_富山米冊子圧縮4月12日 富山新聞朝刊で掲載

180412_北日本米冊子圧縮

4月12日 北日本新聞朝刊に掲載

180413_北陸中日氷見里山通信 (2)縮小

4月13日 北陸中日新聞で掲載

最後になりますが、

今回冊子を作るにあたり、デザインを いろどり屋・彩香 で協力して戴きました。改めてお礼申し上げます。

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原木しいたけ栽培方法(集材・出材)/田舎で暮らそう・冬の生業(目指せ・特産仏生寺椎茸の継続!)

田舎で暮らす ために

冬の生業を設計するのは、絶対必要条件 椎茸栽培は、安定した収入を得ること、里山の環境保全のに適している

幸い、私の住む

氷見市仏生寺地区は、

特産仏生寺椎茸の生産地

かつては、十数件あった椎茸農家も現在は、1軒 椎茸生産農家さんを師匠と仰ぎ、今年から椎茸栽培に取り組む! 第2段は、

集木・出材作業

使用機械は、

バックホウとアタッチメントでグラップル

171204_ほだ木伐採(100)

森林集材用バックホウ

  171204_ほだ木伐採(101)

先端に付いたグラップル 180度回転して、木材を掴むすぐれもの

1)枝打ち

集材前の作業は、まず不要な枝をチェーンソーで切断する枝打ち 木材の末口10cm以下の枝を落としてゆく 171204_ほだ木伐採(106)

枝打ち作業の様子

細い枝を切り落とすのに、枝が邪魔して、なかなか進まない この太さの枝は、茶道の炭にしたら丁度良い太さなのだが・・・ また、粉砕シュレッダーで粉砕するには、丁度良い太さ 今後の後始末の仕方によっては、地域資源に変わるかも  

2)集積

枝を切った木材をバックホウで集積する 171204_ほだ木伐採(109)

昔は人力で行っていたい集積も、バックホウなら意図も簡単に集める

ある程度集まった木は、ワイヤーで大回しを行って、1つの束にする

171204_ほだ木伐採(116)圧縮

大回し作業の様子

171204_ほだ木伐採(114)

ワイヤーで大回しをした木材

3)引出

大回しをして集めた木材をバックホウのウインチを使って、引っ張り出す 昔は、人力でトンビという道具をつかって引き出しをしていたが、バックホウのウインチでの引っ張りは、凄い!!! あっと言う間に引き出せる 続きを読む

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里山で深刻なイノシシ被害・電機柵ポイント・効果

氷見市の中山間地域の農作物は、イノシシ被害が深刻です。 手塩にかけて育った農作物が、一旦イノシシの被害にあうと、畑1箇所につき 20万/反以上の損害が発生します。 151014_被害 (6)

被害にあったサツマイモ畑

151014_被害 (2)

2本通っている電線のうち、上側が下にさがっていた。 電機柵をまたいだのかな?

151014_被害 (5)

散々サツマイモを食い荒らし、ウンチのお土産

  151014_被害 (4)

ちょっと解りづらいですが、電線を山側に引っ張りながら逃げた痕跡がありました

 【電気柵対策のポイント・効果】 

 単に電気柵を設置しても、電気柵のポイントが絞れていないと、被害にあいます。

 そのポイントとは

  1. 電気柵周辺の草刈りは、こまめに行う
  2. 電線の高さは、獣の鼻の高さを想定して設置(鼻のあたりが水分を含み一番しびれやすい)
  3. 電池のチェック交換を怠らない(概ね3ヶ月に1回)
  4. 支柱と電線の間にガイシを取り付ける
  5. 柵の外にトタン板や舗装された道路がある通電しないので、障害物を離すか取り除く。

 鳥獣被害の他にも、里山で路地で作物を作るには、天候被害や害虫被害があげられます。

 田舎暮らしを希望する人で、家庭菜園程度なら、被害は少ないですが、プロの農家さんとして生産物を出荷するまでの過程において、本当にいろいろな苦労があります。

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手間ひまかけた脱穀・選別・籾摺り、美味しいお米のこだわり【米づくりの手順】

消費者は、あまり気付かないというより、知られていない。営農組合脇之谷内での最後の工程、脱穀、乾燥、籾の選別。実は、小さな組織だから出来る丁寧な仕事がされている。 【脱穀】 収獲した稲を茎から籾を落とす作業 。稲扱き (いねこき) とも言われている。 コンバインでは、刈り取りと籾落としまでを一連の作業で行われる。   【選別】 かつては、収穫した籾を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別する唐箕によって作業されたり籾のサイズの大小を選別する作業。   【籾摺り】 籾から籾殻を取り除いて玄米に仕上げる作業。   【はさ掛け農法の素晴らしさ】 天日干しの場合、はさ掛け、脱穀、選別、籾摺りの順に行われきた。 150905_%e9%87%91%e6%b2%a2%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%b317

はさ掛けの様子

 はさ掛けにしたお米は、湿度が高すぎると、籾の状態でを出してしまったり、カビがはえたりする。

 また、はさ掛けで乾燥させすぎると米割れがおこって味の低下にも繋がりかねない。 これらを何度も失敗しながら熟知された農家さんは、本当に素晴らしく、手間ひまかけた美味しいお米を作っているので価格が通常の2倍になってもおかしくない。 脱サラして、直ぐにはさ掛け米に挑む人には、かなり高いハードルであり、米作りを始めて数年でこのような熟練された技を習得するのは厳しく(1年に1回しか試せない)、プロの農家でも失敗することがあるので、一概にはさ掛け米が美味しくなるとは限らない。   【脇之谷内営農の3つのこだわり】 脇之谷内営農では、通常の米作りで行われる脱穀から籾摺りまでの作業工程で行われているが、小規模の営農組合であるからこそ出来て他の営農組合では行われていない3つのこだわり、手間ひまがある。
脇之谷内営農 一般的な作業
乾燥単位 小規模で圃場毎に調整され、良質な品質を確保 大型機械で大量に行われ、米の状態が不均一
乾燥方法 空気だけの送風乾燥を実施し、はさ掛けに近い状態を作る 始めから加熱ボイラーで行い胴割れが起こり易い
籾摺り 籾摺り→色選別→籾摺り と他の組織より多くの工程を行い良質な品質を確保 小さな個人農家では、続きを読む

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ひよっこ・最終 米づくりの実体長時間残業・重労働!地域の先輩方に聞いた60年前の稲刈り(氷見の里山編)

NHKの朝ドラ「ひよっこ」、もうすぐ最終話で、終わってしまいますね。 奥茨城での米作りも手作業で美談のように映し出されていますが、実際の農家さんたちの苦労は、半端ない。 2017年現在、70歳以上の先輩方が、小学生や中学生だった頃の1950年代(戦後昭和20年代頃)の稲刈りの様子を聞くことが出来ました。 170920_稲刈り深田 (3)圧縮-1 今から60年前の氷見の里山の子供たちは、稲刈り時期は、学校を終えた後に、自宅に帰っておやつとして味付けなし、素材そのままの蒸かしたジャガイモやサツマイモを食べてから田んぼに出かけたそうです。時には、床下に保存してあったジャガイモやサツマイモを生のままかじっていたとも聞きます。それだけ食糧難だったとのことです。 おやつを食べた子供たちは、山間の田んぼに向かいます。今のように整備されてない人がやっと通れる道を登ります。場所によっては、登るだけでも一苦労するようなところもあったようです。 170402_山道散策 (6)圧縮

今も残る昔の人が1人通ることが出来る山道

 山の田んぼに到着した子供たちは、稲刈りをしたり、藁を運ぶ作業を行ったそうです。今は、コンバインが、稲刈りから脱穀までをしてくれますが、その当時は、全て手作業です。 ハサガケを田んぼですると、天候によっては湿ってしまうので、お米のついた藁を子供から大人まで自宅近くに運び、夜にはさがけを行っていたそうです。 小学6年生くらいの男の子だと、40kg程度の藁を担ぎ山の田んぼから自宅ちかくのハサカケ場所まで運んだらしいです。子供でもりっぱな人足として働かなくてはならなかった時代、藁を運ぶ作業は、背負子(しょいこ)で藁を運ぶがしっかりと固定されることがなく、背負子と肩がずれるので、「肩が痛くて大変だった」と語ってくれました。また、稲刈り時期の農作業は、深夜近くまで続き、大変な重労働だったらしいです。 170924_稲刈り(134)圧縮-1 ですから、家の人が、娘には、『絶対農家の嫁になるな』と親が娘に話していたそうだとか・・・。また、嫁ぎ先の条件でも、お嫁さんが、米作りをしないことを条件にされて嫁いだという方もいらっしゃるほど、昔の米作りは、大変なものでした。 170903_稲刈り (106)圧縮 今回先輩方が話してくれた、山の田んぼも大変ですが、氷見市の街中の地区である十二町潟付近での米づくりは、今のような排水処理場がなく、常に水があって、小舟を出して、稲刈りをしていたそうです。それだけ、水が多く、苦労されていたらしいです。...
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生物多様な水田で作られたお米の稲刈りと農家の今昔物語 【米づくりの手順】

 脇之谷内営農組合では、コンバインで稲刈りが行われている。また、稲刈り時期は、十分稲穂が実った適期に行われているため、美味しいお米が作られる。 170902_営農脇_稲刈り (122)圧縮  

コンバインでの稲刈りの様子

6条刈 1反5畝を概ね2時間程度 砂地で足場の良い圃場では、作業効率はもっと少ないが、粘土質の圃場で、足場が悪いと作業効率が低下し、苦労が多い。その分手間ひまかけて美味しいお米が育成される。

 区画整理を行って1枚あたりの圃場面積の大きい田んぼや、沢山の圃場面積を有する大型農営農組合の場合は、刈り取り時期を早めにすることで、若く十分に実っていないお米をかりとったり、逆に遅くなると、稲穂が芽を出してしまうことがあるらしい。ただし、選別の際には取り除かれているが、品質のばらつきが危惧される。  

【コンバイン】

 稲の刈り取り、脱穀を一度に行う農業機械。前部にバリカン状の刈刃が備えつけられ、稲を地面に垂直に引き起こしながら刈り取っていく。刈り取られた稲は内部の脱穀機へと送られ、穂先から籾(もみ)だけが自動的に選別される。籾をと選別された稲藁は、粉砕され、その場で散布される。 粘土質の圃場でのコンバインでの稲刈り、8月の水切りをっかりできなければ、泥濘(ぬかるみ)にコンバインが嵌(はま)って、作業効率が悪くなる。 160910_%e7%8c%ae%e7%a9%80%e7%94%b0%e7%a8%b2%e5%88%88%e3%82%8a%e5%be%8c-3%e5%9c%a7%e7%b8%ae

水切りが適切に出来なかった圃場 キャタピラ式のコンバインでもぬかるむ

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四隅や泥濘(ぬかるみ)がひどい場所は、手刈り作業

 泥濘がひどい田んぼは、手刈りで行われる。最新鋭のコンバインなら、1反の刈り取りスピードは、1時間程度だが、10年前のコンバインなら、4時間以上かかる。まして、これが手刈りとなると、その労働時間は、1日。昔の人は、手刈りでされていたことに本当に頭がさがる。 160916_%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%b3113%e5%9c%a7%e7%b8%ae

新型コンバイン クボタ ER447 クボタが試乗のために持ってきてくれた。 従来脇之谷内営農にあるコンバインよりも性能が1.5~2倍以上効率がよかった

【雑談・氷見の米作り今昔物語】

氷見市の十二町潟付近での米づくりでは、昔、小舟を出して、稲刈りをしていたそうです。それだけ、水が多く、苦労されていたことが解ります。また、多くの農家さんでは、稲刈り時期は、稲刈りを終えた後、夜にはさがけを行い深夜近くまで農作業になっていたと聞いています。 ですから、家の人が、娘には、『絶対農家の嫁になるな』と親が娘に話していたそうだとか・・・。また、嫁ぎ先の条件でも、お嫁さんが、米作りをしないことを条件にされて嫁いだという方もいらっしゃるほど、昔の米作りは、大変なものでした。 手刈り・はさかけ と コンバイン・乾燥機 での お米の品質については、別で報告   【生物多様性の田んぼ・脇之谷内】 手刈りを行っているときに、タニシを発見。タニシも、水をもとめて、移動している。生きるために、水がある場所を察知する能力に感動160915_%e7%a8%b2%e5%88%88%e3%82%8a%e3%82%bf%e3%83%8b%e3%82%b7-9%e5%9c%a7%e7%b8%ae

稲藁の中でひっそりと頑張って生きているタニシ

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タニシ

 近年タニシが住めるような環境ではない圃場が多い中、こうやってタニシが生きていく稲にも生物にも優しい環境の圃場が出来るのは、山の綺麗な水を使っている為と適切な品質管理をしている特徴であると言える。    ...
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深刻な問題・農家は、全産業の1.5% 【米づくりの手順・番外編】

2017年9月1日現在、 農業従事者の数は、2017年;182万人(2016年;192万人、2010年;260万人) 農業従事者の平均年齢は、67歳(2010年;65.8歳) 日本の総人口のわずか1.5%(2010年;3%)しか満たない人々によって、お米や野菜や果実といった農作物が作られている。 富山県は、米処。今の時期あちこちで米の刈り取り作業が始まっている。 170902_営農脇_稲刈り (115)圧縮

営農組合脇之谷内の稲刈り

女性人が、コンバインの入り口や、コンバインが刈取れない部分を丁寧に手刈りを行う。近年、大規模な営農組合・小規模の個人農家では、人の手間隙のかかる作業を省略可するために、あえて苗を植えない場合も出てきた。

  普段は、金色に輝いた景色が見られるのだが、近年様子が急変している。 以前は、所々だった、稗や粟。 近年は、稗や粟がやたらに目立つ田んぼが増えてきた。 170826_稗田んぼ (5)圧縮

街中の田んぼ 稲穂の上にヒエが群生 かなりひどい

160818_ヒエの田んぼ (3)圧縮

街中の田んぼ アメリカンセンダングサ? 以前は、こんな雑草を放置されていなかったが、

田んぼの中でも当たり前のように目立つような圃場がどんどん増えてきている

原因は、 ・生産者の高齢化 ・高齢化で辞めた田んぼを営農組合で頑張って米作りを行っているが、労働力が足りずに、稗や粟の刈り取りまで手が回っていない現実。 氷見の平野部の田んぼの各地で目立ってきており、担い手不足は、深刻である。   脇之谷内では、圃場が狭く、田んぼの総面積も小さいので、昔ながらの米作りが、丁寧に行われています。稗や粟などの雑草の摘み取りも、地域の皆さん、通勤前や仕事帰りに行われています。 脇之谷内では、金色の眩い稲穂の日本の原風景が健在です。 160806_脇之谷内縮小

脇之谷内の圃場

 脇之谷内でのお米の全体生産高は、僅か15トンほどしか満たない貴重なお米。 ほとんどが、自家消費であり、一部市場に出荷も氷見市農協と某米店のみで、ほとんど市場に出回っていない。 もし、本ブログファンで、筆者と面識のある方がいれば、2300円/5KGで購入出来ます。 本年度出荷予定は、100袋/30KG(少量販売可能)を予定しています。 面識のない方には、お試し1食サイズ、

コシヒカリ380円(税込) 450グラム入り(3合)

てんたかく330円(税込) 450グラム(3合)

氷見漁港場外市場ひみ番屋街みのりの番屋で、9月下旬から販売予定160914_%e3%81%8a%e7%b1%b3%e7%95%aa%e5%b1%8b-1%e5%9c%a7%e7%b8%ae

脇之谷内のお米(コシヒカリ・てんたかく)

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自然環境を守り、最小限に行う丁寧な農薬散布と集落一斉防除 【米づくりの手順】

  脇之谷内でも過去は、個々の農家さんが田んぼを見回って、散布していたが、高齢化、兼業農家が増え、今は、脇之谷内営農組合で行われている。  他の大規模な圃場面積を有する場所では、トラクターやヘリコプターなどで撒いて、田んぼではない場所を撒いたり、あたり一面を真っ白な霧の中にしている地域もあるらしい。 170809_一斉防除ヘリ (2)圧縮

氷見の平野部では、圃場面積が大きくラジコンヘリで散布している場所もある

 しかし、脇之谷内は、集落全体でも10haの圃場しかなく、1枚あたりの田んぼの面積も1反=10a(31m×31m=991m2)前後の棚田であり四角形の圃場は少なく、中山間地域の地形にそった曲線系の圃場も少なくない。 ですから、脇之谷内での一斉防除の方法は、手動の散布機で、2人1組となって、1枚1枚の田んぼを最小限の適正な農薬散布丁寧な手作業で行われている。 今回私は、重さ10kg近くある散布機を担いで撒く担当を任された。 手間ひまかけた米作りで、脇之谷内の田んぼや周辺には、今でもカエルや蛍やタニシなど多様な生物が生息し、豊かな自然環境を保持している。 160806_脇之谷内縮小

脇之谷内の棚田

集落一斉防除とは

 稲などの作物は、育成中に病気(ウンカ類、ツマグロヨコバイ、いもち病)にかかったり、害虫(カメムシ)被害にあうことがある。殺菌剤や殺虫剤の成分が入った農薬を、地域ごとに日取りを決めて散布し、地域の病害虫を一斉に駆除する作業一斉防除。

1607XX_一斉共同防除 (1)

7月上旬に配布された通知案内

 一斉防除は、2回。 中山間地域である脇之谷内では、稲穂の育成が、平地よりも遅く、通知書より1週間遅れて行われた。
  • テンタカク:1回目(7月30日)、2回目(8月6日)
  • コシヒカリ:1回目(8月6日)、2回目(8月13日)
160806_一斉防除 (2)

1回目:ビームスタークル(普通物)

2回目:ラブサイドキラップ(普通物)

 メーカー推奨の使用量は、1反(10a)あたり3~4kg散布。脇之谷内営農組合では、最小基準量の3kgで農薬管理を行っている。

 かつて日本の米づくりでは、毒薬や劇薬が使われていたようだが、今は、農水省の厳しい指導のもと、普通薬に代わり、研究・開発されている。

 現に、脇之谷内の田んぼでは、タニシやカエル、ヒルなどが存在し、サギやカモが、餌を求め訪れる。

 田んぼの排水が流れる仏生寺川は、生息し、乱舞する。かつての農薬では少なくなったが、蛍が戻ってきたのも、農薬が普通薬に代わり、農業技術が上がったことが大きい。

160806_一斉防除 (3)

散布器に投入の様子

160806_一斉防除 (4)

防除剤散布状況

 散布機に農薬を入れ、透明のビニールホースで散布。 風向き、農薬の量、散布機の角度など調整などを行い、丁寧に1枚1枚の田んぼに均一に撒いていく。 一斉防除をしないと、カメムシが稲穂の汁を吸うと、その米が黒いお米になる。 お米の中に、カメムシが吸った黒い色のついたお米が含まれると、等級が落ちて買取り価格が下がり、生産農家の収入が減ってってしまう。 例えば、白いお米の中に黒いお米が 0.1%混じる(1000粒に1粒)までなら一等米 0.2%混じる(1000粒に2粒)と2等米 0。3%以上(1000粒に3粒)になったら三等米 にされてしまいます。 お米の評価が一級下がると60kgで約千円も価格が下がります。 これは農家さんにとって、ものすごい経済的損失なので、カメムシを除去するのに農薬が使われる。   続きを読む

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